【アメリカ:SATがSubject Testsとエッセー試験を廃止―各国の大学で対応が必要かほか】NIAD-QE海外高等教育質保証動向ニュース vol. 71
2021/03/23 (Tue) 13:15
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース vol.71
(独)大学改革支援・学位授与機構 評価事業部国際課
https://www.niad.ac.jp/consolidation/international/
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目次
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1.高等教育・質保証に関するトリビア・豆知識
本号で紹介する動向記事から高等教育・質保証に関係する
キーワードを一つ取り上げ、用語や過去の記事について解説します。
今回のテーマは「高等教育の資格の承認に関する世界規約」です。
2. 海外動向記事
令和3年2~3月に当機構ウェブサイトに掲載した
動向記事3件(ベトナム1件、アメリカ合衆国1件、国際機関等1件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。
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1. 高等教育・質保証に関するトリビア・豆知識
==========================================
本号では、ユネスコが「高等教育の資格の承認に関する
世界規約」の精神に則った外国資格の承認を行うための
実務者向けガイドを刊行した記事を紹介しています。
そこで今回のトリビアでは、「高等教育の資格の承認に
関する世界規約」を取り上げます。
「高等教育の資格の承認に関する世界規約」(Global Convention
on Recognition of Qualifications concerning Higher Education、
以下「世界規約」)は、2019年11月25日の第40回ユネスコ総会で
採択されました。高等教育機関での留学生の受入れ等に伴って、
外国での学習歴や学位等の資格を承認する際の世界共通の
原則を定めており、世界中の高等教育で学ぶ2億人以上の
学生の流動性を高めることが期待されています。
世界規約の発効には20カ国の締結を必要としており、
2020年12月現在でノルウェーとニカラグアの2カ国が
締結しています。
国際的な人の移動が盛んになり始めた1970年代から、欧州、
アジア太平洋、アラブ等の6つの地域で、主に地域内での学生や
研究者の流動性を高めるために、高等教育の資格等を域内で
認め合う地域規約が1970年代から策定され、1990年代以降は
時代の変化に伴い規約の改訂も行われてきました。そして、
さらなるグローバル化への対応の必要性から、世界規約が策定され
今般の採択に至りました。
◇ユネスコ総会、世界規約を採択―高等教育資格の承認を推進(2020年1月)
http://c.bme.jp/38/965/357/XXXX
世界規約と地域規約の関係については、世界規約が高等教育の
承認のための包摂的な世界的枠組みとして、地域規約を
補完する役割や地域規約間の結束を促進するという役割が
期待されています。また、内容に関して、例えばアジア太平洋の
地域規約である通称「東京規約」と世界規約は多くの共通点と
相補性があるとされている一方、世界規約で新たに盛り込まれた
点もみられます(従前の学習(prior learning)の承認など)。
こうした関係性のもとで、世界規約と地域規約は今後も
並存することになります。
なお、世界規約全文の日本語仮訳は文部科学省ウェブサイトに
掲載されています。
https://www.mext.go.jp/unesco/009/1411026_00002.htm
また、東京規約については、当機構の高等教育資格承認情報
センター(NIC-Japan)のウェブサイトをご覧ください。
◇高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約(東京規約)とは(NICまとめ)
http://c.bme.jp/38/965/358/XXXX
【参考】高等教育の資格の承認に関する地域規約の関連記事
◇(欧州)リスボン承認規約(当機構まとめ)
http://c.bme.jp/38/965/359/XXXX
◇欧州で資格の自動承認は進展しているか―欧州33か国の状況のまとめ(2020年4月)
http://c.bme.jp/38/965/360/XXXX
◇中南米:ラテンアメリカ・カリブ海地域の資格承認条約が改訂される(2019年9月)
http://c.bme.jp/38/965/361/XXXX
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2. 海外動向記事
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☆:今月のトリビアテーマ
「高等教育の資格の承認に関する世界規約」に関連する記事
☆ユネスコ:世界規約の実践的ガイド公表。公平で透明な資格審査モデルを紹介
http://c.bme.jp/38/965/362/XXXX
-------------------------------------------------------------
ユネスコが世界規約のガイドラインを公表。資格承認の
基本的な概念や意義のほか、世界規約の掲げる公平で透明な
資格承認を行うための資格審査プロセスを紹介。
◇アメリカ:SATがSubject Testsとエッセー試験を廃止―各国の大学で対応が必要か
http://c.bme.jp/38/965/363/XXXX
-------------------------------------------------------------
SATのエッセー試験とSAT Subject Testsの廃止が決定。米国内の
Subject Testsは即時、それ以外の場合は今年6月の試験が最後となる。
日本の大学を含め、SATの成績を入学者選抜で用いるところは多い。
◇ベトナムの卒業証書、今年からブロックチェーン上で管理へ
http://c.bme.jp/38/965/364/XXXX
-------------------------------------------------------------
ベトナム教育訓練省はブロックチェーン上で卒業証書を管理へ。
TomoChainが開発するNationation Qualifications Archive
(NQA)を今年から導入予定。
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース
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バックナンバー
[https://www.niad.ac.jp/consolidation/international/publish/merumaga/kokusai_bkno/]
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■ 編集・発行 (お問合せ先)
独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構 評価事業部国際課
〒187-8587 東京都小平市学園西町1-29-1
TEL: 042-307-1634
E-Mail: kokusai@niad.ac.jp
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本号で紹介する動向記事から高等教育・質保証に関係する
キーワードを一つ取り上げ、用語や過去の記事について解説します。
今回のテーマは「高等教育の資格の承認に関する世界規約」です。
2. 海外動向記事
令和3年2~3月に当機構ウェブサイトに掲載した
動向記事3件(ベトナム1件、アメリカ合衆国1件、国際機関等1件)を紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。
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1. 高等教育・質保証に関するトリビア・豆知識
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本号では、ユネスコが「高等教育の資格の承認に関する
世界規約」の精神に則った外国資格の承認を行うための
実務者向けガイドを刊行した記事を紹介しています。
そこで今回のトリビアでは、「高等教育の資格の承認に
関する世界規約」を取り上げます。
「高等教育の資格の承認に関する世界規約」(Global Convention
on Recognition of Qualifications concerning Higher Education、
以下「世界規約」)は、2019年11月25日の第40回ユネスコ総会で
採択されました。高等教育機関での留学生の受入れ等に伴って、
外国での学習歴や学位等の資格を承認する際の世界共通の
原則を定めており、世界中の高等教育で学ぶ2億人以上の
学生の流動性を高めることが期待されています。
世界規約の発効には20カ国の締結を必要としており、
2020年12月現在でノルウェーとニカラグアの2カ国が
締結しています。
国際的な人の移動が盛んになり始めた1970年代から、欧州、
アジア太平洋、アラブ等の6つの地域で、主に地域内での学生や
研究者の流動性を高めるために、高等教育の資格等を域内で
認め合う地域規約が1970年代から策定され、1990年代以降は
時代の変化に伴い規約の改訂も行われてきました。そして、
さらなるグローバル化への対応の必要性から、世界規約が策定され
今般の採択に至りました。
◇ユネスコ総会、世界規約を採択―高等教育資格の承認を推進(2020年1月)
http://c.bme.jp/38/965/357/XXXX
世界規約と地域規約の関係については、世界規約が高等教育の
承認のための包摂的な世界的枠組みとして、地域規約を
補完する役割や地域規約間の結束を促進するという役割が
期待されています。また、内容に関して、例えばアジア太平洋の
地域規約である通称「東京規約」と世界規約は多くの共通点と
相補性があるとされている一方、世界規約で新たに盛り込まれた
点もみられます(従前の学習(prior learning)の承認など)。
こうした関係性のもとで、世界規約と地域規約は今後も
並存することになります。
なお、世界規約全文の日本語仮訳は文部科学省ウェブサイトに
掲載されています。
https://www.mext.go.jp/unesco/009/1411026_00002.htm
また、東京規約については、当機構の高等教育資格承認情報
センター(NIC-Japan)のウェブサイトをご覧ください。
◇高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約(東京規約)とは(NICまとめ)
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【参考】高等教育の資格の承認に関する地域規約の関連記事
◇(欧州)リスボン承認規約(当機構まとめ)
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◇欧州で資格の自動承認は進展しているか―欧州33か国の状況のまとめ(2020年4月)
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2. 海外動向記事
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☆:今月のトリビアテーマ
「高等教育の資格の承認に関する世界規約」に関連する記事
☆ユネスコ:世界規約の実践的ガイド公表。公平で透明な資格審査モデルを紹介
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基本的な概念や意義のほか、世界規約の掲げる公平で透明な
資格承認を行うための資格審査プロセスを紹介。
◇アメリカ:SATがSubject Testsとエッセー試験を廃止―各国の大学で対応が必要か
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Subject Testsは即時、それ以外の場合は今年6月の試験が最後となる。
日本の大学を含め、SATの成績を入学者選抜で用いるところは多い。
◇ベトナムの卒業証書、今年からブロックチェーン上で管理へ
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ベトナム教育訓練省はブロックチェーン上で卒業証書を管理へ。
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