【中国:学位法が成立、2025年1月1日施行へ】ほかNIAD-QE海外高等教育質保証動向ニュース vol.111
2024/06/20 (Thu) 10:00
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース vol.111
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目次
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1.お役立ちトピック
今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は、「中国の学位法における海外関連条項」について取り上げます。
2.海外動向記事
令和6年5月後半から6月にQA UPDATESに掲載した3件の動向記事をご紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。
5月: https://w.bme.jp/38/965/889/XXXX
6月: https://w.bme.jp/38/965/890/XXXX
▼「質保証動向リンク(速報版)」
6月(1): https://w.bme.jp/38/965/891/XXXX
6月(2): https://w.bme.jp/38/965/892/XXXX
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1.お役立ちトピック
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今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は「中国の学位法における海外関連条項」です。
2024年4月に中華人民共和国学位法(以下、「学位法」)が成立し、2025年1月に
施行されることとなりました。学位法には、前身である中華人民共和国学位条例の
内容を補う形でこれまで提示されてきた教育部の文書の内容が盛り込まれるとともに、
第7章「附則」の第44条では海外関連の事項が規定されています。
例えば、中国の学位授与機関が海外の個人に学位を授与する場合には学位法や
関連規定に従うこと、また海外の教育機関が中国で学位を授与する場合には中国の
関連する法律・法規を遵守することとされています。
近年、中国政府は高等教育機関の海外展開を奨励するとともに、留学生受入事業を
重視しています。その流れの中で、高等教育機関から、海外展開を図る上での様々な
リスクを回避し健全な発展を図るための適切な専門的指導の要望が高まり、2019年に
教育部の指導の下、中国高等教育学会が「高等教育機関の海外展開のための
ガイドライン(試行)」を発表しました。また、同年、中国教育国際交流協会
(CEAIE)が「留学生教育の質についてのアクレディテーション」を正式に開始しています。
また、外国の高等教育機関による中国国内への展開については、海外の質の高い
教育資源を中国の学生に提供することを目的とした、中国と海外の教育機関が中国
国内で教育を共同提供する「中外共同運営教育」等の取組が見られます。
今回の学位法の規定が、以上のような海外関連施策にどのような影響を及ぼすことに
なるか、今後の動向に注目していきたいところです。
今月号では、この学位法について紹介しています。詳しくは、「2.海外動向記事」の
「中国:学位法が成立、2025年1月1日施行へ」をご覧ください。
また、中国の高等教育の海外展開や留学生受入れに関する過去の記事は、下記の
「関連記事」をご覧ください。
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【関連記事】
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▼中国:海外留学生に人気の英語による医学教育(MBBS課程)について政府が提供大学を制限
https://w.bme.jp/38/965/893/XXXX
▼国際的な学生の移動に新型コロナウイルスがもたらした影響とは―米国・中国間のケース
https://w.bme.jp/38/965/894/XXXX
▼中国:外国人留学生受入れの質に関するアクレディテーションを実施
https://w.bme.jp/38/965/895/XXXX
▼中国:初の「高等教育機関の海外展開のためのガイドライン(試行)」を発表
https://w.bme.jp/38/965/896/XXXX
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2.海外動向記事
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▼【欧州】ベネルクス3国とバルト3国の高等教育資格の自動承認に関する国際条約が発効
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2024年5月1日、欧州のベネルクス3国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)と
バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の6か国間の高等教育資格の
自動承認に関する国際条約が発効しました。本条約により、6か国のいずれかの国で
本条約の対象である高等教育資格(準学士(Associate degree)、
学士(Bachelor’s degree)、修士(Master’s degree)、博士(Doctoral degree)の
各レベルの資格)を取得した人は、その教育プログラムの質が確保され、当該資格が
認可された高等教育機関から授与されたものである限りその資格のレベル等が他の
締約国で自動的に認められることとなりました。
https://w.bme.jp/38/965/897/XXXX
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▼【欧州】トランスナショナル共同教育の設計における課題と提言-欧州大学協会がテーマ別ピアグループの報告書を公表-
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欧州大学協会(EUA)は2024年3月、トランスナショナル共同教育(TJEP)の設計に
おける課題と提言をまとめた、テーマ別ピアグループによる報告書を公式ウェブサイト上で
公表しました。当報告書はTJEPの各種形態を定義した上で、TJEPに携わる欧州の
政策立案者や高等教育機関のリーダーに向けて、外部質保証や組織レベルの課題と
それらを解決に導くための提言を示しています。
https://w.bme.jp/38/965/898/XXXX
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▼【中国】学位法が成立、2025年1月1日施行へ
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2024年4月26日、中華人民共和国学位法が成立し、2025年1月1日から施行される
こととなりました。中華人民共和国学位条例(1981年施行)の44年ぶりの全面改正
であり、総則、学位業務体制、学位授与資格(教育機関が政府から付与される、学位を
授与することができる資格)、学位授与要件(学生が教育機関から学位を授与される
ための要件)、学位授与プロセス、学位の質保証、附則の全7章45条で構成されています。
https://w.bme.jp/38/965/899/XXXX
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース
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https://www.niad.ac.jp/consolidation/international/publish/merumaga/kokusai_bkno/
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独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構 評価事業部国際課
〒187-8587 東京都小平市学園西町1-29-1
E-Mail:kokusai*niad.ac.jp *を@に置き換えてください。
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース vol.111
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1.お役立ちトピック
今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は、「中国の学位法における海外関連条項」について取り上げます。
2.海外動向記事
令和6年5月後半から6月にQA UPDATESに掲載した3件の動向記事をご紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。
5月: https://w.bme.jp/38/965/889/XXXX
6月: https://w.bme.jp/38/965/890/XXXX
▼「質保証動向リンク(速報版)」
6月(1): https://w.bme.jp/38/965/891/XXXX
6月(2): https://w.bme.jp/38/965/892/XXXX
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1.お役立ちトピック
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今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は「中国の学位法における海外関連条項」です。
2024年4月に中華人民共和国学位法(以下、「学位法」)が成立し、2025年1月に
施行されることとなりました。学位法には、前身である中華人民共和国学位条例の
内容を補う形でこれまで提示されてきた教育部の文書の内容が盛り込まれるとともに、
第7章「附則」の第44条では海外関連の事項が規定されています。
例えば、中国の学位授与機関が海外の個人に学位を授与する場合には学位法や
関連規定に従うこと、また海外の教育機関が中国で学位を授与する場合には中国の
関連する法律・法規を遵守することとされています。
近年、中国政府は高等教育機関の海外展開を奨励するとともに、留学生受入事業を
重視しています。その流れの中で、高等教育機関から、海外展開を図る上での様々な
リスクを回避し健全な発展を図るための適切な専門的指導の要望が高まり、2019年に
教育部の指導の下、中国高等教育学会が「高等教育機関の海外展開のための
ガイドライン(試行)」を発表しました。また、同年、中国教育国際交流協会
(CEAIE)が「留学生教育の質についてのアクレディテーション」を正式に開始しています。
また、外国の高等教育機関による中国国内への展開については、海外の質の高い
教育資源を中国の学生に提供することを目的とした、中国と海外の教育機関が中国
国内で教育を共同提供する「中外共同運営教育」等の取組が見られます。
今回の学位法の規定が、以上のような海外関連施策にどのような影響を及ぼすことに
なるか、今後の動向に注目していきたいところです。
今月号では、この学位法について紹介しています。詳しくは、「2.海外動向記事」の
「中国:学位法が成立、2025年1月1日施行へ」をご覧ください。
また、中国の高等教育の海外展開や留学生受入れに関する過去の記事は、下記の
「関連記事」をご覧ください。
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【関連記事】
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▼中国:海外留学生に人気の英語による医学教育(MBBS課程)について政府が提供大学を制限
https://w.bme.jp/38/965/893/XXXX
▼国際的な学生の移動に新型コロナウイルスがもたらした影響とは―米国・中国間のケース
https://w.bme.jp/38/965/894/XXXX
▼中国:外国人留学生受入れの質に関するアクレディテーションを実施
https://w.bme.jp/38/965/895/XXXX
▼中国:初の「高等教育機関の海外展開のためのガイドライン(試行)」を発表
https://w.bme.jp/38/965/896/XXXX
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2.海外動向記事
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▼【欧州】ベネルクス3国とバルト3国の高等教育資格の自動承認に関する国際条約が発効
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2024年5月1日、欧州のベネルクス3国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)と
バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の6か国間の高等教育資格の
自動承認に関する国際条約が発効しました。本条約により、6か国のいずれかの国で
本条約の対象である高等教育資格(準学士(Associate degree)、
学士(Bachelor’s degree)、修士(Master’s degree)、博士(Doctoral degree)の
各レベルの資格)を取得した人は、その教育プログラムの質が確保され、当該資格が
認可された高等教育機関から授与されたものである限りその資格のレベル等が他の
締約国で自動的に認められることとなりました。
https://w.bme.jp/38/965/897/XXXX
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▼【欧州】トランスナショナル共同教育の設計における課題と提言-欧州大学協会がテーマ別ピアグループの報告書を公表-
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欧州大学協会(EUA)は2024年3月、トランスナショナル共同教育(TJEP)の設計に
おける課題と提言をまとめた、テーマ別ピアグループによる報告書を公式ウェブサイト上で
公表しました。当報告書はTJEPの各種形態を定義した上で、TJEPに携わる欧州の
政策立案者や高等教育機関のリーダーに向けて、外部質保証や組織レベルの課題と
それらを解決に導くための提言を示しています。
https://w.bme.jp/38/965/898/XXXX
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▼【中国】学位法が成立、2025年1月1日施行へ
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2024年4月26日、中華人民共和国学位法が成立し、2025年1月1日から施行される
こととなりました。中華人民共和国学位条例(1981年施行)の44年ぶりの全面改正
であり、総則、学位業務体制、学位授与資格(教育機関が政府から付与される、学位を
授与することができる資格)、学位授与要件(学生が教育機関から学位を授与される
ための要件)、学位授与プロセス、学位の質保証、附則の全7章45条で構成されています。
https://w.bme.jp/38/965/899/XXXX
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