【欧州】トランスナショナル教育の質保証―学生の利益確保のため透明性向上を―】ほかNIAD-QE海外高等教育質保証動向ニュース vol.108
2024/03/22 (Fri) 10:30
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース vol.108
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目次
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1.お役立ちトピック
今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は、「トランスナショナル教育(transnational education: TNE)の質保証」について取り上げます。
2.海外動向記事
令和6年2月後半から3月にQA UPDATESに掲載した2件の動向記事をご紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。
2月: https://w.bme.jp/38/965/822/XXXX
3月: https://w.bme.jp/38/965/823/XXXX
▼「質保証動向リンク(速報版)」
3月(1): https://w.bme.jp/38/965/824/XXXX
3月(2): https://w.bme.jp/38/965/825/XXXX
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1.お役立ちトピック
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今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は、「トランスナショナル教育(transnational education: TNE)の質保証」について取り上げます。
TNEはクロスボーダー教育(cross-border education: CBE)とも呼ばれ、教育機関が
本来所在する国や地域とは異なる場所に学習者が所在する、全ての高等教育プログラム
を総称するものです。その中には、国境を越えた遠隔教育、2か国以上の教育機関が共同
で学位を授与するジョイント・ディグリープログラム等を含む様々な形態があります。
TNEの質保証については、国や地域レベルで様々な取組がみられます。例えばイギリスで
は、TNEは「(政府等に)承認されたイギリスの学位授与機関が、当該機関が所在する
場所とは異なる国において、もしくは異なる場所に所在する学生に向けて、高等教育
レベルのイギリスの学位・称号の授与につながる教育を提供すること(高等教育質保証
機構[QAA])」と定義されています。QAAは受入国の政府、関係団体、学生に対し
イギリスの高等教育の質を保証し、相互理解や信頼を高める機会を提供することを目的に
TNEの任意の評価を行っています。
またオーストラリアでは、同国におけるTNEコースの内容の多様化や、新たなマーケット
(国・地域)への参入の増加を背景に、オーストラリア高等教育質・基準機構(TEQSA)
は2022年に「TNEに関するツールキット」を構築しました。本ツールキットでは、
「TNEのライフサイクル」としてTNEの運営・管理において重要な段階を整理し、段階
ごとに助言とともに主なリスクや考慮すべき事項等を詳述しています。
今月号では、欧州高等教育質保証協会(ENQA)が昨年11月にウェブサイト上で
公開した、TNEの質保証における課題を提示した論考を紹介しています。詳しくは、
「2.海外動向記事」の「【欧州】トランスナショナル教育の質保証―学生の利益確保
のため透明性向上を―」をご覧ください。またイギリス及びオーストラリアにおける
TNEの質保証に関する過去の記事は、下記の「関連記事」をご覧ください。
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【関連記事】
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▼オーストラリア:TEQSAがトランスナショナル教育(TNE)に関するツールキットを発表(2023年5月掲載)
https://w.bme.jp/38/965/826/XXXX
▼225ヶ国・地域で45万人がイギリス大学の学位を目指す:ホスト国での教育の評価も始動(2021年12月掲載)
https://w.bme.jp/38/965/827/XXXX
▼国境を越える教育(TNE)の質をどう保証するか:英国で制度見直し(2019年12月掲載)
https://w.bme.jp/38/965/828/XXXX
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2.海外動向記事
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▼【欧州】トランスナショナル教育の質保証―学生の利益確保のため透明性向上を―
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欧州高等教育質保証協会(ENQA)は、TNEの質保証における課題を提示した論考を
ウェブサイト上で公開した。当論考は、学生の利益の確保を最優先事項とした上で、
透明性の向上と既存の質保証ツールの活用拡大の必要性を強調している。加えて、
TNEにおいて質保証機関が果たすべき役割や相互信頼構築のための機関間協力の
重要性を訴えている。
https://w.bme.jp/38/965/829/XXXX
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▼【中国】中国政府が海外向けeラーニングサイトを開設
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2024年1月、中国政府は「国家スマート教育プラットフォーム」の国際版として、
海外向けeラーニングサイト(Smart Education of China)を開設したと発表した。
教育のデジタル化を推進するこのウェブサイトは、2022年9月に開催された国連の
「教育変革サミット」におけるビジョンステートメントに応えるとともに、
中国政府が同サミットにおいて提出したコミットメント文書を実行に移したもので
あるとしている。
https://w.bme.jp/38/965/830/XXXX
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース
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▽バックナンバー
https://www.niad.ac.jp/consolidation/international/publish/merumaga/kokusai_bkno/
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E-Mail:kokusai*niad.ac.jp *を@に置き換えてください。
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1.お役立ちトピック
今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は、「トランスナショナル教育(transnational education: TNE)の質保証」について取り上げます。
2.海外動向記事
令和6年2月後半から3月にQA UPDATESに掲載した2件の動向記事をご紹介します。
ぜひアクセスしてご覧ください。
2月: https://w.bme.jp/38/965/822/XXXX
3月: https://w.bme.jp/38/965/823/XXXX
▼「質保証動向リンク(速報版)」
3月(1): https://w.bme.jp/38/965/824/XXXX
3月(2): https://w.bme.jp/38/965/825/XXXX
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1.お役立ちトピック
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今月号で取り上げる記事の関連トピックについて、過去の記事を交えてご紹介します。
今回は、「トランスナショナル教育(transnational education: TNE)の質保証」について取り上げます。
TNEはクロスボーダー教育(cross-border education: CBE)とも呼ばれ、教育機関が
本来所在する国や地域とは異なる場所に学習者が所在する、全ての高等教育プログラム
を総称するものです。その中には、国境を越えた遠隔教育、2か国以上の教育機関が共同
で学位を授与するジョイント・ディグリープログラム等を含む様々な形態があります。
TNEの質保証については、国や地域レベルで様々な取組がみられます。例えばイギリスで
は、TNEは「(政府等に)承認されたイギリスの学位授与機関が、当該機関が所在する
場所とは異なる国において、もしくは異なる場所に所在する学生に向けて、高等教育
レベルのイギリスの学位・称号の授与につながる教育を提供すること(高等教育質保証
機構[QAA])」と定義されています。QAAは受入国の政府、関係団体、学生に対し
イギリスの高等教育の質を保証し、相互理解や信頼を高める機会を提供することを目的に
TNEの任意の評価を行っています。
またオーストラリアでは、同国におけるTNEコースの内容の多様化や、新たなマーケット
(国・地域)への参入の増加を背景に、オーストラリア高等教育質・基準機構(TEQSA)
は2022年に「TNEに関するツールキット」を構築しました。本ツールキットでは、
「TNEのライフサイクル」としてTNEの運営・管理において重要な段階を整理し、段階
ごとに助言とともに主なリスクや考慮すべき事項等を詳述しています。
今月号では、欧州高等教育質保証協会(ENQA)が昨年11月にウェブサイト上で
公開した、TNEの質保証における課題を提示した論考を紹介しています。詳しくは、
「2.海外動向記事」の「【欧州】トランスナショナル教育の質保証―学生の利益確保
のため透明性向上を―」をご覧ください。またイギリス及びオーストラリアにおける
TNEの質保証に関する過去の記事は、下記の「関連記事」をご覧ください。
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【関連記事】
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▼オーストラリア:TEQSAがトランスナショナル教育(TNE)に関するツールキットを発表(2023年5月掲載)
https://w.bme.jp/38/965/826/XXXX
▼225ヶ国・地域で45万人がイギリス大学の学位を目指す:ホスト国での教育の評価も始動(2021年12月掲載)
https://w.bme.jp/38/965/827/XXXX
▼国境を越える教育(TNE)の質をどう保証するか:英国で制度見直し(2019年12月掲載)
https://w.bme.jp/38/965/828/XXXX
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2.海外動向記事
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▼【欧州】トランスナショナル教育の質保証―学生の利益確保のため透明性向上を―
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欧州高等教育質保証協会(ENQA)は、TNEの質保証における課題を提示した論考を
ウェブサイト上で公開した。当論考は、学生の利益の確保を最優先事項とした上で、
透明性の向上と既存の質保証ツールの活用拡大の必要性を強調している。加えて、
TNEにおいて質保証機関が果たすべき役割や相互信頼構築のための機関間協力の
重要性を訴えている。
https://w.bme.jp/38/965/829/XXXX
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▼【中国】中国政府が海外向けeラーニングサイトを開設
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2024年1月、中国政府は「国家スマート教育プラットフォーム」の国際版として、
海外向けeラーニングサイト(Smart Education of China)を開設したと発表した。
教育のデジタル化を推進するこのウェブサイトは、2022年9月に開催された国連の
「教育変革サミット」におけるビジョンステートメントに応えるとともに、
中国政府が同サミットにおいて提出したコミットメント文書を実行に移したもので
あるとしている。
https://w.bme.jp/38/965/830/XXXX
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NIAD-QE 海外高等教育質保証動向ニュース
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