年金シニアプラン総合研究機構メールマガジン No.3(2019/5/22)
2019/05/22 (Wed) 10:09
年金シニアプラン総合研究機構メールマガジン
No.3 (2019/5/22)
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ご愛読、誠にありがとうございます。
本メールマガジンは、これまで年金シニアプラン総合研究機構とご縁のある皆様にご送付させていただきました。
ご不要の際はどうかご海容下さるようお願い申し上げます。
ご購読を直ちに中止なさる場合は、誠に恐縮ですが、下記のURLからお手続き下さるよう伏してお願いいたします。
http://c.bme.jp/38/1770/1/XXXX
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目次
1. 年金シニアプラン総合研究機構の動き(2019/4/20~2019/5/20)
(1) 海外年金基金の状況(年金基金 基礎情報(北米13基金))更新
(2) 連載コラム「わかりやすい年金のお話」(連載中)
(3) 「年金と経済」2019年4月号(Vol.38 No.1)特集「後期高齢期のライフプランを考える」を刊行
(4)年金調査研究レポート「GPIFのPDCAサイクルは機能しているか(評価編)ポートフォリオ管理(マネジメント)の視点からの審議が不足している」を公開
(5)「政策資料保管庫」への新規資料の掲載
2.年金ライフプランセミナー:参加申込みとアンケート協力のお願い
3.スタッフ紹介 (2)三木 隆二郎(特任研究員)
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1.年金シニアプラン総合研究機構の動き(2019/4/20~2019/5/20)
(1)海外年金基金の状況(年金基金 基礎情報(北米13基金))を更新しました(2019/04/22)
(閲覧には賛助会員登録が必要です)
(2) 特任研究員三木隆二郎の連載コラム「わかりやすい年金のお話」に次のトピックを掲載しました(2019/04/24)
第4章 確定拠出年金制度(DC)早わかり
第3節 個人型DC(iDeCo)とNISAはどっちがお得?
https://www.nensoken.or.jp/nenkin-column/04-3
(3) 「年金と経済」2019年4月号(Vol.38 No.1)特集「後期高齢期のライフプランを考える」が刊行されました(2019/04/30)
年金と経済(2019.04) Vol.38 No.1
https://www.nensoken.or.jp/publication/nenkin_to_keizai/
[巻頭言]
明るく活力ある超高齢社会の構築には社会の仕組みの変革が必要である(大内 尉義)
[特集:後期高齢期のライフプランを考える]
・75歳以上の高齢者をめぐる状況について(吉野 隆之)
・行動経済学から見たライフプラン(西村 周三)
・高齢者世帯における家計管理(丸山 桂)
・後期高齢女性の生活設計を考える(山田 知子)
・座談会「現場からみた後期高齢期の生活課題(関 ふ佐子、石川 智、田中 恒司、丸尾 はるな、水谷 紀子)
[年金に関連する最近の動向] 坂本 純一、玉垣 智史
[年金シニアプランフォーラムから](これからの年金)
(4)年金調査研究レポート「GPIFのPDCAサイクルは機能しているか(評価編)ポートフォリオ管理(マネジメント)の視点からの審議が不足している」(平井一志)を公開しました(2019/05/13)
http://c.bme.jp/38/1770/2/XXXX
【要旨】
●GPIFの継続的改善のPDCAサイクルには、「自律的なPDCAサイクル」と「主務大臣の下の政策のPDCAサイクル」の二つがある。
前者においてCheckの機能を担うのは経営委員会であり、経営委員会は、その職務である「監督」として、GPIFの役員の職務の執行の合目的性を監視し、必要に応じて指示、命令をすることになっている。
●かかる「監督」の履行状況を、経営委員会議事概要に基づき確認のところ、年金積立金の運用のあり方によって求められる専門性は異なり、ポートフォリオ管理(マネジメント)の視点からの審議不足が課題・問題点であることが明らかになった。
(5)「政策資料保管庫」への新規資料の掲載
■報告書・審議会答申等
会計検査院報告「年金特別会計及び年金積立金管理運用独立行政法人で管理運用する年金積立金の状況等について」(2019/4/24)
http://c.bme.jp/38/1770/3/XXXX
■審議会資料
企業年金・個人年金部会(第4回)(2019/4/22)
企業年金・個人年金部会(第5回)(2019/5/17)
財政制度審議会財政制度分科会(社会保障について)(2019/4/23)
http://c.bme.jp/38/1770/4/XXXX
2. 年金ライフプランセミナー
■2019年 年金ライフプランセミナー(PLPセミナー)は、現在参加申し込み受付中です。
http://c.bme.jp/38/1770/5/XXXX
■企業の人事・総務ご担当者様、年金基金ご担当者様向けライフプランセミナーに関するアンケートを実施中です。ご協力をお願いします。
http://c.bme.jp/38/1770/6/XXXX
3.スタッフ紹介 (2)三木 隆二郎(特任研究員)
■研究分野
年金(DBとDCの)ガバナンス 、ESG投資
2014年に第一生命保険を60歳で定年退職し、現在、当機構の研究員としてDB&DCガバナンスやESGをテーマに研究活動をしている。また日本CFA協会では理事(アドボカシー委の副委員長)として同協会の啓発セミナーの企画運営に携わっている。また愛知県立芸術大学の病院アウトリーチプロジェクトのスーパーバイザー/非常勤講師として月に一度か二度、愛知県まで行って院生にアートマネジメントを実践的に指導している。
何故金融と芸術の二足の草鞋を履くようになったか、それは第一生命の企画部在籍当時の2001年に第一生命ホールを再興するプロジェクトに業務として関与したからである。以来5年間、アートNPOトリトン・アーツ・ネットワーク(TAN)理事として晴海に住んで、教育・福祉・医療の現場で「音楽アウトリーチ」つまり「事情があって生演奏を聴けない方のもとにホールに出演した演奏家による高い質の演奏をお届けする活動」の企画制作に携わり毎年30回、合計150回程度のアウトリーチを企画制作した。このTANによるアウトリーチ活動(特に病院での音楽アウトリーチ)が評価され2017年より愛知県立芸術大学が病院アウトリーチプロジェクトを立上げる際に声が掛かることにつながったのである。
元々自分はチェロを10歳から弾くが、この第一生命ホール再興という仕事の一環として「音楽アウトリーチ」に出会うまで、音楽は趣味でしかなかった。市民オーケストラに所属して家族や友人を呼んでホールで演奏するというものであった。
その演奏活動の意味合いが晴海に住んで「音楽アウトリーチ」を実際に企画制作してみると、世の中にはクラシック音楽の生演奏でこんなに喜んで下さる方もいることが分かったことで変わったのである。世界的なハープ奏者とヴィオラ奏者を聖路加国際病院にお連れした時に、点滴をしているおじいさんと付添いのおばあさんが涙を流しているのを目の前で見て、高品質の生演奏は社会的問題の解決に資する、と確信できたのである。
現在、演奏の基盤として弦楽合奏団トリトン・チェンバー・アンサンブル(TCE)を主宰して聖路加国際病院や大森赤十字病院でのコンサートを18年間継続している。この団体は、病院で演奏することで患者の役に立ちたいという志を持つアマを、若手プロ演奏家が練習指導者となって弦楽アンサンブルを作り、本番はNHK交響楽団で長らくコンサートマスターを務めた山口裕之氏が弾振りする、という仕組みのプロ・アマ混成の弦楽合奏団である。このように若手プロを練習指導者としてアマと交流させ、本番は高名なプロが演奏をリードする、という仕組みによりプロにとっても、病院での演奏を体験させて音楽の社会性に気づかせることが出来る。
チェロの演奏も自己満足では聴き手に失礼になるので、今でも菅野博文氏(チャイコフスキー・コンクール第3位受賞者)に師事しレッスンに通い、APAチェロの会で毎年チェロソナタを演奏したりTCE出演プロと作る弦楽四重奏やピアノトリオで病院や学校、福祉施設で音大卒業生らと演奏している。(cf:以下の写真)
また日本アートマネジメント学会関東部会役員・監事としても活動している。さらに個人的に始めた【福島の病院にピアノと音楽を届けたい】実行委員会代表としては、これまで4台のピアノを寄贈して一流のピアニストを東京からお連れして院内演奏会を開いている。
このように「音楽が社会的課題を解決する一助になり得る」という考えは、2025年問題(団塊の世代が後期高齢者になる)を間近に控える我が国の年金生活者にとっても、大いに役に立つという信念で研究活動に取り組む日々である。
■学歴
1979年:一橋大学社会学部 卒業
1985年:ペンシルバニア大学ウォートン・ビジネス・スクール卒業(ファイナンス専攻)MBA
■職歴
1979年:第一生命保険相互会社 入社
1996年:第一生命投資顧問株式会社 運用企画部長
2000年:第一生命保険相互会社 企画第一部部長
2002年:第一生命保険相互会社 統合リスク管理部長
2009年:(株)かんぽ生命保険 運用リスク管理室 室長(ERM担当兼務)
2001年~14年まで 社業の傍らTAN理事として業務時間外にコミュニティ活動に従事
2014年:定年退社
2014年11月~16年3月末:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン顧問(内部監査,コンプライアンス・オフィサー)
2016年4月~同年6月末:QUICK ESG研究所からシニア・コンサルティング業務受託
2014年12月~:公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構 特任研究員
■主な著作物
1991年:『年金ALMと財務戦略』(原著者:Kアムバクシア、金融財政事情研究会刊)
1996年:『生保ALMと経営リスク管理』(原著者:LOMA、金融財政事情研究会刊)
1998年:『エクセレントな年金経営の条件』(原著者:Kアムバクシア、金融財政事情研究会刊)
1999年:『投信新時代』(R&I編、日経新聞)第10章「ファイナンシャル・プランナーの役割」執筆
2000年:『確定拠出型年金の金融ビジネス・フレームワーク』(著書、金融財政事情研究会刊)
■その他 論文・講演
1995年:東京大学経済学部醍醐教授の『負債の時価評価』セミナーで基調報告
1995年:「保険学雑誌」'95年12月号『「年金ALM」と「生保ALM」について』執筆
1996年:ロックフェラー財団シンポジウム(コモ湖)にて日本株クオンツモデルの運用成果報告
2011年: (Venice) CROForum "ERM in Japan" & "Tohoku-Kanto Quake"
2012年:(Munich) "Low interest rates environment and Japanese Life Insurers"
2012年:(Santa Monica) Fiduciary Investors Symposium 2012 "Japanization"
2013年:(Napa Valley) FTSE World Investment Forum 2013:“Big Issues, Big Funds-"
2015年:CFA Japan ジャパン・インベストメント・カンファレンス2015にてDCガバナンスの講演
2015年:日本証券アナリスト協会にて『DCガバナンスとライフプラン教育の重要性』講演
2015年:『病院における音楽アウトリーチの実践における課題と考察』アートマネジメント学会誌(第16号)
2016年:資本市場研究会「DCガバナンスが要請される時代的背景と今後のロードマップ」
2019年:『愛知県内の病院における芸術アウトリーチ活動』愛知県立芸術大学紀要No.48
■アートマネジメント アウトリーチ演奏活動
■趣味
ジョギング、サッカー、フットサル、テニス、スキー。(音楽は趣味ではない)
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〒108-0074 港区高輪1丁目3-13 NBF高輪ビル4F
TEL 03-5793-9411
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お問い合わせはhttp://c.bme.jp/38/1770/10/XXXX
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No.3 (2019/5/22)
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1. 年金シニアプラン総合研究機構の動き(2019/4/20~2019/5/20)
(1) 海外年金基金の状況(年金基金 基礎情報(北米13基金))更新
(2) 連載コラム「わかりやすい年金のお話」(連載中)
(3) 「年金と経済」2019年4月号(Vol.38 No.1)特集「後期高齢期のライフプランを考える」を刊行
(4)年金調査研究レポート「GPIFのPDCAサイクルは機能しているか(評価編)ポートフォリオ管理(マネジメント)の視点からの審議が不足している」を公開
(5)「政策資料保管庫」への新規資料の掲載
2.年金ライフプランセミナー:参加申込みとアンケート協力のお願い
3.スタッフ紹介 (2)三木 隆二郎(特任研究員)
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1.年金シニアプラン総合研究機構の動き(2019/4/20~2019/5/20)
(1)海外年金基金の状況(年金基金 基礎情報(北米13基金))を更新しました(2019/04/22)
(閲覧には賛助会員登録が必要です)
(2) 特任研究員三木隆二郎の連載コラム「わかりやすい年金のお話」に次のトピックを掲載しました(2019/04/24)
第4章 確定拠出年金制度(DC)早わかり
第3節 個人型DC(iDeCo)とNISAはどっちがお得?
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(3) 「年金と経済」2019年4月号(Vol.38 No.1)特集「後期高齢期のライフプランを考える」が刊行されました(2019/04/30)
年金と経済(2019.04) Vol.38 No.1
https://www.nensoken.or.jp/publication/nenkin_to_keizai/
[巻頭言]
明るく活力ある超高齢社会の構築には社会の仕組みの変革が必要である(大内 尉義)
[特集:後期高齢期のライフプランを考える]
・75歳以上の高齢者をめぐる状況について(吉野 隆之)
・行動経済学から見たライフプラン(西村 周三)
・高齢者世帯における家計管理(丸山 桂)
・後期高齢女性の生活設計を考える(山田 知子)
・座談会「現場からみた後期高齢期の生活課題(関 ふ佐子、石川 智、田中 恒司、丸尾 はるな、水谷 紀子)
[年金に関連する最近の動向] 坂本 純一、玉垣 智史
[年金シニアプランフォーラムから](これからの年金)
(4)年金調査研究レポート「GPIFのPDCAサイクルは機能しているか(評価編)ポートフォリオ管理(マネジメント)の視点からの審議が不足している」(平井一志)を公開しました(2019/05/13)
http://c.bme.jp/38/1770/2/XXXX
【要旨】
●GPIFの継続的改善のPDCAサイクルには、「自律的なPDCAサイクル」と「主務大臣の下の政策のPDCAサイクル」の二つがある。
前者においてCheckの機能を担うのは経営委員会であり、経営委員会は、その職務である「監督」として、GPIFの役員の職務の執行の合目的性を監視し、必要に応じて指示、命令をすることになっている。
●かかる「監督」の履行状況を、経営委員会議事概要に基づき確認のところ、年金積立金の運用のあり方によって求められる専門性は異なり、ポートフォリオ管理(マネジメント)の視点からの審議不足が課題・問題点であることが明らかになった。
(5)「政策資料保管庫」への新規資料の掲載
■報告書・審議会答申等
会計検査院報告「年金特別会計及び年金積立金管理運用独立行政法人で管理運用する年金積立金の状況等について」(2019/4/24)
http://c.bme.jp/38/1770/3/XXXX
■審議会資料
企業年金・個人年金部会(第4回)(2019/4/22)
企業年金・個人年金部会(第5回)(2019/5/17)
財政制度審議会財政制度分科会(社会保障について)(2019/4/23)
http://c.bme.jp/38/1770/4/XXXX
2. 年金ライフプランセミナー
■2019年 年金ライフプランセミナー(PLPセミナー)は、現在参加申し込み受付中です。
http://c.bme.jp/38/1770/5/XXXX
■企業の人事・総務ご担当者様、年金基金ご担当者様向けライフプランセミナーに関するアンケートを実施中です。ご協力をお願いします。
http://c.bme.jp/38/1770/6/XXXX
3.スタッフ紹介 (2)三木 隆二郎(特任研究員)
■研究分野
年金(DBとDCの)ガバナンス 、ESG投資
2014年に第一生命保険を60歳で定年退職し、現在、当機構の研究員としてDB&DCガバナンスやESGをテーマに研究活動をしている。また日本CFA協会では理事(アドボカシー委の副委員長)として同協会の啓発セミナーの企画運営に携わっている。また愛知県立芸術大学の病院アウトリーチプロジェクトのスーパーバイザー/非常勤講師として月に一度か二度、愛知県まで行って院生にアートマネジメントを実践的に指導している。
何故金融と芸術の二足の草鞋を履くようになったか、それは第一生命の企画部在籍当時の2001年に第一生命ホールを再興するプロジェクトに業務として関与したからである。以来5年間、アートNPOトリトン・アーツ・ネットワーク(TAN)理事として晴海に住んで、教育・福祉・医療の現場で「音楽アウトリーチ」つまり「事情があって生演奏を聴けない方のもとにホールに出演した演奏家による高い質の演奏をお届けする活動」の企画制作に携わり毎年30回、合計150回程度のアウトリーチを企画制作した。このTANによるアウトリーチ活動(特に病院での音楽アウトリーチ)が評価され2017年より愛知県立芸術大学が病院アウトリーチプロジェクトを立上げる際に声が掛かることにつながったのである。
元々自分はチェロを10歳から弾くが、この第一生命ホール再興という仕事の一環として「音楽アウトリーチ」に出会うまで、音楽は趣味でしかなかった。市民オーケストラに所属して家族や友人を呼んでホールで演奏するというものであった。
その演奏活動の意味合いが晴海に住んで「音楽アウトリーチ」を実際に企画制作してみると、世の中にはクラシック音楽の生演奏でこんなに喜んで下さる方もいることが分かったことで変わったのである。世界的なハープ奏者とヴィオラ奏者を聖路加国際病院にお連れした時に、点滴をしているおじいさんと付添いのおばあさんが涙を流しているのを目の前で見て、高品質の生演奏は社会的問題の解決に資する、と確信できたのである。
現在、演奏の基盤として弦楽合奏団トリトン・チェンバー・アンサンブル(TCE)を主宰して聖路加国際病院や大森赤十字病院でのコンサートを18年間継続している。この団体は、病院で演奏することで患者の役に立ちたいという志を持つアマを、若手プロ演奏家が練習指導者となって弦楽アンサンブルを作り、本番はNHK交響楽団で長らくコンサートマスターを務めた山口裕之氏が弾振りする、という仕組みのプロ・アマ混成の弦楽合奏団である。このように若手プロを練習指導者としてアマと交流させ、本番は高名なプロが演奏をリードする、という仕組みによりプロにとっても、病院での演奏を体験させて音楽の社会性に気づかせることが出来る。
チェロの演奏も自己満足では聴き手に失礼になるので、今でも菅野博文氏(チャイコフスキー・コンクール第3位受賞者)に師事しレッスンに通い、APAチェロの会で毎年チェロソナタを演奏したりTCE出演プロと作る弦楽四重奏やピアノトリオで病院や学校、福祉施設で音大卒業生らと演奏している。(cf:以下の写真)
また日本アートマネジメント学会関東部会役員・監事としても活動している。さらに個人的に始めた【福島の病院にピアノと音楽を届けたい】実行委員会代表としては、これまで4台のピアノを寄贈して一流のピアニストを東京からお連れして院内演奏会を開いている。
このように「音楽が社会的課題を解決する一助になり得る」という考えは、2025年問題(団塊の世代が後期高齢者になる)を間近に控える我が国の年金生活者にとっても、大いに役に立つという信念で研究活動に取り組む日々である。
■学歴
1979年:一橋大学社会学部 卒業
1985年:ペンシルバニア大学ウォートン・ビジネス・スクール卒業(ファイナンス専攻)MBA
■職歴
1979年:第一生命保険相互会社 入社
1996年:第一生命投資顧問株式会社 運用企画部長
2000年:第一生命保険相互会社 企画第一部部長
2002年:第一生命保険相互会社 統合リスク管理部長
2009年:(株)かんぽ生命保険 運用リスク管理室 室長(ERM担当兼務)
2001年~14年まで 社業の傍らTAN理事として業務時間外にコミュニティ活動に従事
2014年:定年退社
2014年11月~16年3月末:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン顧問(内部監査,コンプライアンス・オフィサー)
2016年4月~同年6月末:QUICK ESG研究所からシニア・コンサルティング業務受託
2014年12月~:公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構 特任研究員
■主な著作物
1991年:『年金ALMと財務戦略』(原著者:Kアムバクシア、金融財政事情研究会刊)
1996年:『生保ALMと経営リスク管理』(原著者:LOMA、金融財政事情研究会刊)
1998年:『エクセレントな年金経営の条件』(原著者:Kアムバクシア、金融財政事情研究会刊)
1999年:『投信新時代』(R&I編、日経新聞)第10章「ファイナンシャル・プランナーの役割」執筆
2000年:『確定拠出型年金の金融ビジネス・フレームワーク』(著書、金融財政事情研究会刊)
■その他 論文・講演
1995年:東京大学経済学部醍醐教授の『負債の時価評価』セミナーで基調報告
1995年:「保険学雑誌」'95年12月号『「年金ALM」と「生保ALM」について』執筆
1996年:ロックフェラー財団シンポジウム(コモ湖)にて日本株クオンツモデルの運用成果報告
2011年: (Venice) CROForum "ERM in Japan" & "Tohoku-Kanto Quake"
2012年:(Munich) "Low interest rates environment and Japanese Life Insurers"
2012年:(Santa Monica) Fiduciary Investors Symposium 2012 "Japanization"
2013年:(Napa Valley) FTSE World Investment Forum 2013:“Big Issues, Big Funds-"
2015年:CFA Japan ジャパン・インベストメント・カンファレンス2015にてDCガバナンスの講演
2015年:日本証券アナリスト協会にて『DCガバナンスとライフプラン教育の重要性』講演
2015年:『病院における音楽アウトリーチの実践における課題と考察』アートマネジメント学会誌(第16号)
2016年:資本市場研究会「DCガバナンスが要請される時代的背景と今後のロードマップ」
2019年:『愛知県内の病院における芸術アウトリーチ活動』愛知県立芸術大学紀要No.48
■アートマネジメント アウトリーチ演奏活動
■趣味
ジョギング、サッカー、フットサル、テニス、スキー。(音楽は趣味ではない)
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