年金シニアプラン総合研究機構メールマガジン No.17(2020/06/24)
2020/06/24 (Wed) 10:30
年金シニアプラン総合研究機構 メルマガ
No.17 (2020/06/24)
ご愛読、誠にありがとうございます。
本メールマガジンは、これまで年金シニアプラン総合研究機構とご縁のある皆様にご送付させていただきました。
ご不要の際はどうかご海容下さるようお願い申し上げます。
ご購読を直ちに中止なさる場合は、誠に恐縮ですが、下記のURLからお手続き下さるよう伏してお願いいたします。
https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=nensoken&task=cancel
目次
1.年金シニアプラン総合研究機構の動き(2020/05/27~06/22)
(1) 「年金と経済」2020年4月号(Vol.39 No.1)を刊行
(2) 調査研究報告書「インフラ投資に関する調査研究(2020年版)」を刊行
(3) 年金調査研究レポートの公開
(4) 報告書・審議会答申等および審議会資料の更新
2.年金ライフプランセミナー:参加申込みのお願い
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1.年金シニアプラン総合研究機構の動き(2020/05/27~06/22)
(1) 「年金と経済」2020年4月号(Vol.39 No.1)が刊行されました (2020/05/28)
https://www.nensoken.or.jp/publication/nenkin_to_keizai/
≪特集≫令和元年財政検証(オプション試算編)
・日本の労働市場における被用者保険適用拡大の意義(権丈英子)
・令和元年オプション試算における被保険者期間の延長等の諸課題について(山崎伸彦)
・財政検証に見る2040年の女性労働の姿:未来の可能な選択肢について(永瀬伸子)
・2019年財政検証から考える将来の年金水準の評価(所得代替率・物価・賃金)【座談会】
(駒村康平/石崎浩/玉木伸介/益田安良)
[巻頭言]
雇用によらない働き方と厚生年金保険未加入問題(鎌田耕一)
[年金に関連する最近の動向]
・スチュワードシップ・コード改定案(2019年12月公評)と企業年金(矢部信)
・モデルポートの考え方(陣場隆)
(2) 調査研究報告書「インフラ投資に関する調査研究(2020年版)」が刊行されました (2020/06/02)
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/20200602pressrelease.pdf
【要旨】
本報告書は2013年3月に発表した「インフラ投資に関する調査研究報告書」の更新版として作成したものである。 旧版の執筆時点では、インフラ投資は、海外の大手機関投資家にとっても比較的新しい資産クラスであったが、この7年間でインフラ投資は大きく拡大し、海外大手年金基金等のポートフォリオにおいて重要な位置付けを持つ資産クラスの一つとして成長している。 また、日本の年金基金等からのインフラ投資も拡大方向となっている。長期化する低金利環境もあり、相対的に安定的で予測可能なキャッシュフローを持つインフラ資産に対する投資への関心は引き続き強く、これまでインフラ投資を担ってきた各国政府や地方自治体などの財政的制約による民間資金導入の必要性にも変化は無いため、インフラ投資は今後も一定の拡大が見込まれている。また、インフラ投資の対象資産は、空港・道路・送電網などから、再生可能エネルギーやデジタル・インフラ等への拡大が見られている。本報告書では、海外年金資金等のインフラ資産への投資状況等も紹介している。
※報告書は当機構 HP( https://www.nensoken.or.jp/publication/research/)より無料で閲覧頂けます。
(3-1) 年金調査研究レポート「パンデミックとGPIFの危機管理対応についてリーマンの轍を踏むことなく、ポートフォリオのリバランスに努めよ」(平井一志)を公開しました(2020/06/16)
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/rr_r02_04.pdf
【要旨】
●GPIFは、2008(平成20)年度のリーマン・ショックの年、国内株式と外国株式の割合を低めにしていたために複合ベンチマーク収益率を上回ることができたが、翌年度にこれらの資産の収益率が大きく反発したとき、複合ベンチマーク収益率を下回ってしまった。
●GPIF は、今般のコロナ・ショックにおいて、リーマン・ショックの轍を踏むことがないように、マーケット・タイミングを計ることなく、ポートフォリオのリバランスに努めることにより、複合ベンチマーク収益率の確保に努める必要がある。
●危機管理対応としてのポートフォリオのリバランスを、実効性のあるものにするためには、拠って立つ基本ポートフォリオが妥当でなければならない。
●GPIFは、外国債券の構成割合を引き上げる、新たな基本ポートフォリオを策定したが、リスクが高まるなどの課題・問題点が存する。
●基本ポートフォリオの妥当性を確保するためには、課題・問題点を解決するとともに、策定時に想定をしていなかった新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)を受け、基本ポートフォリオを検証し、見直しの要否について検討する必要性がある。
(3-2) 年金調査研究レポート「米国における確定拠出年金改革案について」(杉田健)を公開しました(2020/06/22)
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/rr_r02_05.pdf
【要旨】
本稿は米国の主にリベラル派による確定拠出年金(DC)改革案についてサーベイしたものである。米国では 401(k)や IRA について、様々な角度から制度改正が提案されている。 その動機としては、第一に任意の制度であるので適用されない人が被用者の約半数に上ること、第二に資産運用の素人に資産運用を任せることのリスク、第三に拠出水準が任意であるので十分な額が退職までに積 上がらないこと、第四に高い手数料によって資産形成が阻害されていること、第五に蓄積された確定拠出年金の貯蓄を終身年金に結びつける仕組みが欠けていることである。 本稿で扱う改革案は 4 種類であり、第一はオーストラリアのスーパー・アニュエイションをモデルとするもの、第二は連邦職員対象の大規模 DC である Thrift Savings Plan(TSP と略される)をモデルとするもの、 第三は既存の制度の改良を図るもの、第四は DC の枠組みにこだわらず集団的 DC や保証を付けるなどの改正を提案するものである。 米国で確定拠出年金について問題とされている点は、日本にも当てはまる部分もあるので参考になるが、米国と日本の経済力の差には留意する必要がある。
キーワード 確定拠出年金、401(k)、TSP
(4) GPIFの中期計画、国民年金法の改正の衆参両院の附帯決議や資金運用部会の資料を掲載いたしました (2020/06/16)
●3月3日 GPIF
「年金積立金管理運用独立行政法人中期計画」
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/hs026.pdf
●5月8日 衆議院厚生労働委員会
「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議」
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/hs027.pdf
●5月28日 参議院厚生労働委員会
「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議」
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/hs028.pdf
2. 年金ライフプランセミナー
■お知らせ
新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、参加者および関係者の皆さまの健康・安全面を第一に考慮した結果、6月26日(金)に開催を予定しておりました年金ライフプランセミナーを中止することといたしました。
なお、この中止に伴い、他の開催日に参加申込みが集中するのを避けるため、新たに12月4日(金)【東京会場】に追加開催することといたしましたので併せてお知らせいたします。
■2020年 年金ライフプランセミナー(PLPセミナー)は、現在参加申し込み受付中です。
https://www.nensoken.or.jp/seminar_forum/lifeplan/
■年金シニアプラン総合研究機構が主催するセミナーのほか、企業様や年金基金様が、自社の社員や加入者・受給者のために開催するライフプラン・退職セミナーの開催支援を行っております。
退職後の「健康・生きがい・お金」のことや、年金についての実践的知識を学び、長期家計プランを実際に作成するセミナーの開催を企画・講師の派遣・実施の各段階でサポートいたします。
ご関心がありましたら是非お問い合わせください。事務局向けセミナー等も実施予定です。
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/plp_nensoken.pdf
◆講読の中止
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◆最新情報はTwitterで発信中です。ぜひ、ご登録下さるようお願い申し上げます。
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公益財団法人 年金シニアプラン総合研究機構
〒108-0074 港区高輪1丁目3-13 NBF高輪ビル4F
TEL 03-5793-9411
URL https://www.nensoken.or.jp/
お問い合わせ https://www.nensoken.or.jp/contact/
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No.17 (2020/06/24)
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1.年金シニアプラン総合研究機構の動き(2020/05/27~06/22)
(1) 「年金と経済」2020年4月号(Vol.39 No.1)を刊行
(2) 調査研究報告書「インフラ投資に関する調査研究(2020年版)」を刊行
(3) 年金調査研究レポートの公開
(4) 報告書・審議会答申等および審議会資料の更新
2.年金ライフプランセミナー:参加申込みのお願い
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1.年金シニアプラン総合研究機構の動き(2020/05/27~06/22)
(1) 「年金と経済」2020年4月号(Vol.39 No.1)が刊行されました (2020/05/28)
https://www.nensoken.or.jp/publication/nenkin_to_keizai/
≪特集≫令和元年財政検証(オプション試算編)
・日本の労働市場における被用者保険適用拡大の意義(権丈英子)
・令和元年オプション試算における被保険者期間の延長等の諸課題について(山崎伸彦)
・財政検証に見る2040年の女性労働の姿:未来の可能な選択肢について(永瀬伸子)
・2019年財政検証から考える将来の年金水準の評価(所得代替率・物価・賃金)【座談会】
(駒村康平/石崎浩/玉木伸介/益田安良)
[巻頭言]
雇用によらない働き方と厚生年金保険未加入問題(鎌田耕一)
[年金に関連する最近の動向]
・スチュワードシップ・コード改定案(2019年12月公評)と企業年金(矢部信)
・モデルポートの考え方(陣場隆)
(2) 調査研究報告書「インフラ投資に関する調査研究(2020年版)」が刊行されました (2020/06/02)
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/20200602pressrelease.pdf
【要旨】
本報告書は2013年3月に発表した「インフラ投資に関する調査研究報告書」の更新版として作成したものである。 旧版の執筆時点では、インフラ投資は、海外の大手機関投資家にとっても比較的新しい資産クラスであったが、この7年間でインフラ投資は大きく拡大し、海外大手年金基金等のポートフォリオにおいて重要な位置付けを持つ資産クラスの一つとして成長している。 また、日本の年金基金等からのインフラ投資も拡大方向となっている。長期化する低金利環境もあり、相対的に安定的で予測可能なキャッシュフローを持つインフラ資産に対する投資への関心は引き続き強く、これまでインフラ投資を担ってきた各国政府や地方自治体などの財政的制約による民間資金導入の必要性にも変化は無いため、インフラ投資は今後も一定の拡大が見込まれている。また、インフラ投資の対象資産は、空港・道路・送電網などから、再生可能エネルギーやデジタル・インフラ等への拡大が見られている。本報告書では、海外年金資金等のインフラ資産への投資状況等も紹介している。
※報告書は当機構 HP( https://www.nensoken.or.jp/publication/research/)より無料で閲覧頂けます。
(3-1) 年金調査研究レポート「パンデミックとGPIFの危機管理対応についてリーマンの轍を踏むことなく、ポートフォリオのリバランスに努めよ」(平井一志)を公開しました(2020/06/16)
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/rr_r02_04.pdf
【要旨】
●GPIFは、2008(平成20)年度のリーマン・ショックの年、国内株式と外国株式の割合を低めにしていたために複合ベンチマーク収益率を上回ることができたが、翌年度にこれらの資産の収益率が大きく反発したとき、複合ベンチマーク収益率を下回ってしまった。
●GPIF は、今般のコロナ・ショックにおいて、リーマン・ショックの轍を踏むことがないように、マーケット・タイミングを計ることなく、ポートフォリオのリバランスに努めることにより、複合ベンチマーク収益率の確保に努める必要がある。
●危機管理対応としてのポートフォリオのリバランスを、実効性のあるものにするためには、拠って立つ基本ポートフォリオが妥当でなければならない。
●GPIFは、外国債券の構成割合を引き上げる、新たな基本ポートフォリオを策定したが、リスクが高まるなどの課題・問題点が存する。
●基本ポートフォリオの妥当性を確保するためには、課題・問題点を解決するとともに、策定時に想定をしていなかった新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)を受け、基本ポートフォリオを検証し、見直しの要否について検討する必要性がある。
(3-2) 年金調査研究レポート「米国における確定拠出年金改革案について」(杉田健)を公開しました(2020/06/22)
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/rr_r02_05.pdf
【要旨】
本稿は米国の主にリベラル派による確定拠出年金(DC)改革案についてサーベイしたものである。米国では 401(k)や IRA について、様々な角度から制度改正が提案されている。 その動機としては、第一に任意の制度であるので適用されない人が被用者の約半数に上ること、第二に資産運用の素人に資産運用を任せることのリスク、第三に拠出水準が任意であるので十分な額が退職までに積 上がらないこと、第四に高い手数料によって資産形成が阻害されていること、第五に蓄積された確定拠出年金の貯蓄を終身年金に結びつける仕組みが欠けていることである。 本稿で扱う改革案は 4 種類であり、第一はオーストラリアのスーパー・アニュエイションをモデルとするもの、第二は連邦職員対象の大規模 DC である Thrift Savings Plan(TSP と略される)をモデルとするもの、 第三は既存の制度の改良を図るもの、第四は DC の枠組みにこだわらず集団的 DC や保証を付けるなどの改正を提案するものである。 米国で確定拠出年金について問題とされている点は、日本にも当てはまる部分もあるので参考になるが、米国と日本の経済力の差には留意する必要がある。
キーワード 確定拠出年金、401(k)、TSP
(4) GPIFの中期計画、国民年金法の改正の衆参両院の附帯決議や資金運用部会の資料を掲載いたしました (2020/06/16)
●3月3日 GPIF
「年金積立金管理運用独立行政法人中期計画」
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/hs026.pdf
●5月8日 衆議院厚生労働委員会
「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議」
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/hs027.pdf
●5月28日 参議院厚生労働委員会
「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議」
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/hs028.pdf
2. 年金ライフプランセミナー
■お知らせ
新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、参加者および関係者の皆さまの健康・安全面を第一に考慮した結果、6月26日(金)に開催を予定しておりました年金ライフプランセミナーを中止することといたしました。
なお、この中止に伴い、他の開催日に参加申込みが集中するのを避けるため、新たに12月4日(金)【東京会場】に追加開催することといたしましたので併せてお知らせいたします。
■2020年 年金ライフプランセミナー(PLPセミナー)は、現在参加申し込み受付中です。
https://www.nensoken.or.jp/seminar_forum/lifeplan/
■年金シニアプラン総合研究機構が主催するセミナーのほか、企業様や年金基金様が、自社の社員や加入者・受給者のために開催するライフプラン・退職セミナーの開催支援を行っております。
退職後の「健康・生きがい・お金」のことや、年金についての実践的知識を学び、長期家計プランを実際に作成するセミナーの開催を企画・講師の派遣・実施の各段階でサポートいたします。
ご関心がありましたら是非お問い合わせください。事務局向けセミナー等も実施予定です。
https://www.nensoken.or.jp/wp-content/uploads/plp_nensoken.pdf
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