春にうつ病が増える理由とは?
2023/03/22 (Wed) 07:50
春にうつ病が増える理由とは?
うつ病は一年中季節を選ばず発症しますが、春に発症者が増えやすくなります。
では、なぜ春にうつ病が増えるのでしょうか。
また春のうつ病をどのように防いでいけば良いかご紹介させて頂きます。
春にうつ病が増える理由とは
春は進学・就職のシーズンです。
新学期、新年度の新しい生活」が始まり、「新しい人間関係」も作られていくことで、変わっていく環境に心と体がまだ慣れていない時期です。
また、暖かい日が続いた直後、急に寒くなるなど寒暖差が激しい日もあり、気候的にも落ち着かない時期になります。
こうした生活環境や気候の激しい変化は、心と体への負担の原因となります。
心身への負担は自律神経を常に緊張させることになるので、体調不良や意欲の減退、イライラを引き起こし、うつ病を発症しやすくなってしまいます。
一昔前までは、ゴールデンウイーク明けに症状が出ることが多いので「5月病」と呼ばれていました。
しかし最近では、4月から症状が出たり、梅雨時期の6月になってから症状が重くなったりする人も多くなり、全般に「春うつ」とも言われるようになりました。
言わば、春は最も「うつ」になりやすいシーズンと言っても過言ではありません。
春のうつ病を防ぐための対策とは
春のうつ病の多くは、生活環境や気候の変化による自律神経の緊張が原因になります。
休める時間を増やし、ストレスをためないようにすることが対策の基本です。
以下のことを心がけながら、毎日を過ごしましょう。
・睡眠時間を普段より長めにとる
・ゆっくり時間をかけて食事をとる
・休日には予定を詰め込み過ぎない
・新生活の負担になるような、習いごとや趣味を増やさない
心身を十分に休ませ、自律神経を正常なリズムに整えるためには、やはり「睡眠」が大切です。
毎日6時間以上の睡眠時間を確保し、疲れている日や緊張することが多かったと感じる日は7~8時間くらい眠れる時間を確保しましょう。
もし寝不足になってしまったときは、数日以内にたっぷり眠れる日を作り、早めに睡眠不足を解消し「睡眠負債」をためないようにしてください。
また、ストレスをためないようにするために以下のポイントに注意しましょう。
ストレス解消を心がける
じっくり湯船につかるようにして、意識的に緊張をほぐしましょう。
リラックスしながら「気楽に」できる趣味を楽しむのも、ストレス解消におすすめです。
気候の変化に対応できるように準備する
急な寒暖差は、ストレスだけでなく体調不良の原因にもなります。
すぐに対応できるよう、カーディガン等で体温調節をできるようにしましょう。
花粉症の対処は万全に
花粉症の人は、それだけでも大きなストレスとなります。
花粉症の薬やマスク、花粉症対策メガネなどでの対処を万全にしましょう。
まとめ
春にうつ病が増えるのは、新しい生活や気候の変化で自律神経の緊張状態が続いてしまうことが主な原因です。
十分に睡眠時間を確保して心身をゆっくり休め、意識的にリラックスできる時間を作りましょう。
また、花粉症や寒暖差も心身の負担になるので、対策を忘れないようにしてください。
ちくさ病院在宅医療ホームページ
https://w.bme.jp/38/3135/4532/XXXX
2022年度 ちくさ病院相談員担当エリアについて
(在宅医療のご相談は下記相談員までご連絡ください)
ちくさ病院 在宅医療推進部 相談員
大塚 TEL:080-4897-4613
担当エリア:千種区・守山区・昭和区・西区・名東区
佐藤TEL:080-4897-4673
担当エリア:熱田区・港区・中村区・中川区・東区
渡邉 TEL:080-3595-8467
担当エリア:北区・瑞穂区・南区区・天白区・緑区・中区
(入院相談窓口)
看護師長 五藤 TEL :080-2654-2057
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編集/発行:医療法人豊隆会 ちくさ病院 在宅医療推進部
〒464-0851 名古屋市千種区今池南4-1
うつ病は一年中季節を選ばず発症しますが、春に発症者が増えやすくなります。
では、なぜ春にうつ病が増えるのでしょうか。
また春のうつ病をどのように防いでいけば良いかご紹介させて頂きます。
春にうつ病が増える理由とは
春は進学・就職のシーズンです。
新学期、新年度の新しい生活」が始まり、「新しい人間関係」も作られていくことで、変わっていく環境に心と体がまだ慣れていない時期です。
また、暖かい日が続いた直後、急に寒くなるなど寒暖差が激しい日もあり、気候的にも落ち着かない時期になります。
こうした生活環境や気候の激しい変化は、心と体への負担の原因となります。
心身への負担は自律神経を常に緊張させることになるので、体調不良や意欲の減退、イライラを引き起こし、うつ病を発症しやすくなってしまいます。
一昔前までは、ゴールデンウイーク明けに症状が出ることが多いので「5月病」と呼ばれていました。
しかし最近では、4月から症状が出たり、梅雨時期の6月になってから症状が重くなったりする人も多くなり、全般に「春うつ」とも言われるようになりました。
言わば、春は最も「うつ」になりやすいシーズンと言っても過言ではありません。
春のうつ病を防ぐための対策とは
春のうつ病の多くは、生活環境や気候の変化による自律神経の緊張が原因になります。
休める時間を増やし、ストレスをためないようにすることが対策の基本です。
以下のことを心がけながら、毎日を過ごしましょう。
・睡眠時間を普段より長めにとる
・ゆっくり時間をかけて食事をとる
・休日には予定を詰め込み過ぎない
・新生活の負担になるような、習いごとや趣味を増やさない
心身を十分に休ませ、自律神経を正常なリズムに整えるためには、やはり「睡眠」が大切です。
毎日6時間以上の睡眠時間を確保し、疲れている日や緊張することが多かったと感じる日は7~8時間くらい眠れる時間を確保しましょう。
もし寝不足になってしまったときは、数日以内にたっぷり眠れる日を作り、早めに睡眠不足を解消し「睡眠負債」をためないようにしてください。
また、ストレスをためないようにするために以下のポイントに注意しましょう。
ストレス解消を心がける
じっくり湯船につかるようにして、意識的に緊張をほぐしましょう。
リラックスしながら「気楽に」できる趣味を楽しむのも、ストレス解消におすすめです。
気候の変化に対応できるように準備する
急な寒暖差は、ストレスだけでなく体調不良の原因にもなります。
すぐに対応できるよう、カーディガン等で体温調節をできるようにしましょう。
花粉症の対処は万全に
花粉症の人は、それだけでも大きなストレスとなります。
花粉症の薬やマスク、花粉症対策メガネなどでの対処を万全にしましょう。
まとめ
春にうつ病が増えるのは、新しい生活や気候の変化で自律神経の緊張状態が続いてしまうことが主な原因です。
十分に睡眠時間を確保して心身をゆっくり休め、意識的にリラックスできる時間を作りましょう。
また、花粉症や寒暖差も心身の負担になるので、対策を忘れないようにしてください。
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