個人宅 訪問診療導入事例「進行性核上性麻痺と認知症を併存し、誤嚥リスクを抱えながら在宅生活継続を目指した症例」
2026/03/02 (Mon) 07:50
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ちくさ病院 メールマガジン
vol.1632
当院の個人宅における訪問診療の事例紹介です。個人宅での訪問診療ご紹介の参考にしていただければ幸いです。
要点サマリー
進行性核上性麻痺およびアルツハイマー型認知症により、嚥下障害と移動能力低下が進行した症例である。退院後の在宅生活継続にあたり、訪問看護・訪問リハビリと連携しながら訪問診療を導入した。誤嚥性肺炎の再発リスクが高く、医療的な経過観察と迅速な対応体制を整えることが在宅療養継続の要点となった。
基本情報
84歳、男性。名古屋市守山区在住。妻と二人暮らし。妻は外出が多い。長男は同区内在住で、長男の妻は看護師。長女は緑区在住。
保険・福祉情報
後期高齢者医療保険1割負担。福祉給付金資格者証あり。特定医療費受給者証あり。介護保険は要介護5。
診断名
進行性核上性麻痺アルツハイマー型認知症てんかん嚥下障害
導入の背景
認知症の診断後、服薬治療を開始したが、その後進行性核上性麻痺と診断され、訪問看護および訪問リハビリ(言語聴覚療法)の利用が開始された。その後、けいれん発作により入院となり、てんかん治療が開始された。嚥下機能が悪化し、全介助でのペースト食が必要な状態となった。移乗・移動についても日による変動はあるものの介助を要する状態となり、在宅生活を継続するには医療的支援が不可欠と判断された。
介入内容と経過
本人の強い在宅希望により自宅退院となったが、退院後早期に誤嚥性肺炎を発症し再入院となった。再退院後は、在宅生活継続を目的として訪問診療を導入し、訪問看護・訪問リハビリと連携しながら在宅療養を開始した。
医療対応の詳細
嚥下状態および全身状態の定期的な医学的評価。抗てんかん薬を含む内服管理。医療処置:該当なし。
支援のポイント
嚥下障害を伴う神経難病症例であり、訪問診療・訪問看護・STによる多職種連携が不可欠であった。家族、とくに医療職である長男の妻と情報共有を行うことで、日常の変化を早期に医療介入へつなぐ体制を構築できた点が在宅生活継続に寄与した。
考察
進行性核上性麻痺は進行性疾患であり、嚥下障害や誤嚥性肺炎の再発リスクが高い。本症例では、退院後に再入院を経験したことを契機に訪問診療を導入することで、医療的な安心感を確保しながら在宅療養を継続することが可能となった。介護サービスのみでは対応が困難な症例であり、訪問診療導入の意義は大きいと考えられる。
付記情報
・診療科:内科、神経内科・病態・症状:認知症、神経難病、てんかん、嚥下障害・世帯構成:夫婦のみ
在宅医療相談窓口
※在宅医療の新規相談は、担当相談員に直接お電話いただくとスムーズです。下記の該当エリアをご参照の上、ご連絡ください。
在宅医療関するお問い合わせ・ご相談はこちらから ( https://w.bme.jp/38/3135/14818/XXXX )
大塚相談員 担当エリア:緑区・東区・昭和区・西区・中川区・守山区
TEL:080-4897-4613 ( tel:08048974613 )
佐藤相談員担当エリア:熱田区・港区・中村区・名東区・北区
TEL:080-4897-4673 ( tel:08048974673 )
渡邉相談員 担当エリア:千種区・瑞穂区・南区・天白区・中区
TEL:080-3595-8467 ( tel:08035958467 )
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発行元
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在宅医療推進部
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基本情報
84歳、男性。名古屋市守山区在住。妻と二人暮らし。妻は外出が多い。長男は同区内在住で、長男の妻は看護師。長女は緑区在住。
保険・福祉情報
後期高齢者医療保険1割負担。福祉給付金資格者証あり。特定医療費受給者証あり。介護保険は要介護5。
診断名
進行性核上性麻痺アルツハイマー型認知症てんかん嚥下障害
導入の背景
認知症の診断後、服薬治療を開始したが、その後進行性核上性麻痺と診断され、訪問看護および訪問リハビリ(言語聴覚療法)の利用が開始された。その後、けいれん発作により入院となり、てんかん治療が開始された。嚥下機能が悪化し、全介助でのペースト食が必要な状態となった。移乗・移動についても日による変動はあるものの介助を要する状態となり、在宅生活を継続するには医療的支援が不可欠と判断された。
介入内容と経過
本人の強い在宅希望により自宅退院となったが、退院後早期に誤嚥性肺炎を発症し再入院となった。再退院後は、在宅生活継続を目的として訪問診療を導入し、訪問看護・訪問リハビリと連携しながら在宅療養を開始した。
医療対応の詳細
嚥下状態および全身状態の定期的な医学的評価。抗てんかん薬を含む内服管理。医療処置:該当なし。
支援のポイント
嚥下障害を伴う神経難病症例であり、訪問診療・訪問看護・STによる多職種連携が不可欠であった。家族、とくに医療職である長男の妻と情報共有を行うことで、日常の変化を早期に医療介入へつなぐ体制を構築できた点が在宅生活継続に寄与した。
考察
進行性核上性麻痺は進行性疾患であり、嚥下障害や誤嚥性肺炎の再発リスクが高い。本症例では、退院後に再入院を経験したことを契機に訪問診療を導入することで、医療的な安心感を確保しながら在宅療養を継続することが可能となった。介護サービスのみでは対応が困難な症例であり、訪問診療導入の意義は大きいと考えられる。
付記情報
・診療科:内科、神経内科・病態・症状:認知症、神経難病、てんかん、嚥下障害・世帯構成:夫婦のみ
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発行元
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在宅医療推進部
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