個人宅 訪問診療導入事例「転移性腎がんに対し在宅療養を選択し、多職種連携で緩和ケアを行ったケース」
2025/11/20 (Thu) 07:50
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ちくさ病院 メールマガジン
vol.1569
当院の個人宅における訪問診療の事例紹介です。個人宅での訪問診療ご紹介の参考にしていただければ幸いです。
要点サマリー
転移性腎がんに対し化学療法を行うもADLが低下した患者に対し、本人・家族の意向により在宅療養を開始した。腹部膨満への治療後、疼痛や症状緩和を中心とした在宅管理を行い、呼吸管理や栄養管理にも配慮した。家族支援と訪問看護との連携により、住み慣れた自宅での療養継続を支援した。
基本情報
年齢・性別:90歳 男性居住エリア:名古屋市千種区家族構成(KP):妻と二人暮らし、KPは長男医療保険・介護保険:後期高齢者医療2割、要介護1(1割)
主病・背景
生活背景:自宅退院を希望し、できる限り住み慣れた環境で療養を続けたいとの意向が強かった。
訪問診療導入の経緯
2021年12月に腎臓がんが判明し、当初手術予定であったが肺転移が確認され、2021年12月下旬からオプジーボ+ヤーボイによる化学療法を開始。2022年1月中旬、背部痛・食欲低下・腹部膨満が出現し、腹部膨満は肝嚢胞による可能性があり、相談のうえ嚢胞ドレナージ+PEITを施行し約3.5Lを排液、1月27日にチューブ抜去。化学療法後よりADL低下が進行し、在宅療養を希望したため2022年2月初旬に訪問診療を開始した。
介入内容と経過
診療方針:癌の進行と全身状態の低下を踏まえ、疼痛緩和・呼吸管理・栄養サポートを中心とした在宅療養支援を行う。
医療介入:
多職種連携:
生活支援・環境調整:
経過・結果:化学療法後のADL低下がありつつも、訪問開始後は自宅で療養を継続。症状変化に応じて緩和ケアを調整し、在宅での生活を支えた。
支援のポイント
・急性期治療後のADL低下に対し、早期から在宅体制を整えたことが療養継続に寄与した。・腹部膨満や疼痛など症状変化に応じた個別調整を行い、緩和的介入を中心に対応した。・家族の意向と支援体制を尊重し、安心して自宅療養できる環境を整えた。
付記情報
疾患種別:悪性腫瘍/終末期関連病名:腎がん(肺転移)、術後難治性食道炎、肝嚢胞、気管支喘息医療処置:在宅酸素療法、エルカトニン注射、点滴エリア:名古屋市千種区生活環境:妻と二人暮らし、長男がKP介護者状況:家族介護体制あり医療負担割合:2割(後期高齢者)、1割(介護保険)
在宅医療相談窓口
※在宅医療の新規相談は、担当相談員に直接お電話いただくとスムーズです。下記の該当エリアをご参照の上、ご連絡ください。
在宅医療関するお問い合わせ・ご相談はこちらから ( https://w.bme.jp/38/3135/13316/XXXX )
大塚相談員 担当エリア:緑区・東区・昭和区・西区・中川区・守山区
TEL:080-4897-4613 ( tel:08048974613 )
佐藤相談員担当エリア:熱田区・港区・中村区・名東区・北区
TEL:080-4897-4673 ( tel:08048974673 )
渡邉相談員 担当エリア:千種区・瑞穂区・南区・天白区・中区
TEL:080-3595-8467 ( tel:08035958467 )
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発行元
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在宅医療推進部
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訪問診療導入の経緯
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介入内容と経過
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医療介入:
多職種連携:
生活支援・環境調整:
経過・結果:化学療法後のADL低下がありつつも、訪問開始後は自宅で療養を継続。症状変化に応じて緩和ケアを調整し、在宅での生活を支えた。
支援のポイント
・急性期治療後のADL低下に対し、早期から在宅体制を整えたことが療養継続に寄与した。・腹部膨満や疼痛など症状変化に応じた個別調整を行い、緩和的介入を中心に対応した。・家族の意向と支援体制を尊重し、安心して自宅療養できる環境を整えた。
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渡邉相談員 担当エリア:千種区・瑞穂区・南区・天白区・中区
TEL:080-3595-8467 ( tel:08035958467 )
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発行元
医療法人豊隆会 ちくさ病院
在宅医療推進部
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