嚥下機能を守り、“食べる喜び”を在宅で~多職種による支援で「口から食べる」をあきらめない~
		2025/11/04 (Tue) 07:50
	
	
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ちくさ病院 メールマガジン
vol.1557
嚥下機能を守り、“食べる喜び”を在宅で~多職種による支援で「口から食べる」をあきらめない~
▶︎ 約6分で理解できる動画解説
https://w.bme.jp/38/3135/13020/XXXX ( https://w.bme.jp/38/3135/13021/XXXX )
「最後まで口から食べたい」。これは多くの高齢者やご家族が抱く、切実で自然な願いです。
しかし、加齢や疾患の影響により嚥下機能(飲み込みの力)が低下し、誤嚥性肺炎を繰り返す方も少なくありません。そのたびに「点滴や胃ろうのほうが安全では」と悩み、つらい決断を迫られる――そうした現実が、在宅の現場でも繰り返されています。
在宅医療では、医師だけでなく、歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士・薬剤師・言語聴覚士(ST)などが連携し、“食べる支援”を多角的にサポートします。なかでもSTは、嚥下機能の専門家として、姿勢調整や嚥下訓練、食形態(形や固さ)の調整を指導。「顎を引いて飲み込む」「とろみをつける」といった具体的な工夫をわかりやすく家族に伝え、在宅でも安心して経口摂取が続けられる環境を整えます。
制度のポイント
導入事例:82歳女性の場合
脳梗塞後の後遺症で嚥下障害が残り、入院中には「経口摂取は危険」と説明されていた。しかし、家族は「母にとって食べることは生きがい。一口でも口から食べさせてあげたい」と強く希望。
退院後、訪問診療に加え、以下のチーム支援を導入した。
その結果、刻み食やゼリー状の食事を少量ずつ安全に摂取できるようになり、食卓に笑顔が戻った。ご家族からは「母が『おいしい』と言った瞬間、口から食べることの意味をあらためて実感した」との声があった。
まとめ
「食べること」は、単なる栄養摂取ではなく、生きる喜びそのもの。在宅でも、あきらめずに“口から食べる”を支え続ける方法があります。医療と介護の専門職が連携すれば、たとえリスクがあっても、本人と家族の願いに寄り添った支援が可能です。
食べる力が衰えはじめたときこそ、多職種による在宅支援の力が発揮されるタイミングです。
- 学びを定着させる復習に -
▶︎ 動画解説を見る(約6分)
https://w.bme.jp/38/3135/13022/XXXX ( https://w.bme.jp/38/3135/13023/XXXX )
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まとめ
「食べること」は、単なる栄養摂取ではなく、生きる喜びそのもの。在宅でも、あきらめずに“口から食べる”を支え続ける方法があります。医療と介護の専門職が連携すれば、たとえリスクがあっても、本人と家族の願いに寄り添った支援が可能です。
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発行元
医療法人豊隆会 ちくさ病院
在宅医療推進部
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