高齢者に多くみられる血液疾患~貧血と悪性リンパ腫~
2025/08/29 (Fri) 07:50
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ちくさ病院 メールマガジン
vol.1512
血液の異常は、全身の臓器や機能に大きな影響を与えるため、高齢者の健康管理において非常に重要です。なかでも「貧血」と「悪性リンパ腫」は、介護・医療職が日常業務の中で遭遇する頻度が高い疾患です。両者は原因も経過も大きく異なりますが、いずれも「小さな変化」に早く気づくことが重症化を防ぐ鍵となります。
■貧血の基本的な理解
貧血とは、赤血球やヘモグロビン濃度が基準値より低下した状態を指します。赤血球は酸素を全身に運搬する役割を担うため、減少すると全身の酸素供給が不足し、様々な症状が現れます。
高齢者では、鉄の利用障害・骨髄の異常・加齢による造血能低下などが主な原因となります。
主な症状
分類と原因
現場での観察ポイント
介護職は「最近よく休むようになった」「食欲が落ちている」「顔色が悪い」などの変化を早期に医療者へ共有することが大切です。
悪性リンパ腫の基本的な理解
悪性リンパ腫は、白血球の一種であるリンパ球ががん化して増殖する疾患です。血液腫瘍の一つで、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別されます。
主な症状
病変の広がり
リンパ節以外にも、肺、消化管、中枢神経、眼窩などに発生することがあります。特に高齢者では診断が遅れやすく、進行した段階で見つかるケースも少なくありません。
治療
治療により長期生存が可能となるケースも増えていますが、副作用への対応や支持療法が欠かせません。
現場での観察ポイント
介護職は「しこりがあるが痛がらない」「夜に汗をかく」「痩せてきた」といった変化に注意を払い、医師へ早期に報告することが重要です。
まとめ
介護・医療職にとって、これら血液疾患は「気づき」が最も重要な役割となります。日々の何気ない会話やケアの中での変化を敏感に察知し、適切に医療へつなぐことが、ご利用者の命を守る大きな力となります。
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主な症状
病変の広がり
リンパ節以外にも、肺、消化管、中枢神経、眼窩などに発生することがあります。特に高齢者では診断が遅れやすく、進行した段階で見つかるケースも少なくありません。
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