見逃さない!脳血管障害の基礎知識とリスク管理
2025/06/12 (Thu) 07:50
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ちくさ病院 メールマガジン
vol.1456
高齢者ケアの現場では、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を既往に持つ方、あるいはリスクを抱える方と接する機会が多くあります。これらの疾患は、急性期の対応だけでなく、生活期での再発予防・ADL支援・認知機能の変化への対応など、継続的な「チーム支援」が必要となる領域です。
今回は、脳血管障害の基本的な理解と、日常ケアにおけるリスクマネジメントの視点をあらためて整理しました。
脳血管障害とは
脳血管障害(脳卒中)は、脳の血管が詰まったり破れたりすることで発症する疾患の総称です。大きく以下の3つに分類されます:
いずれも、初期対応の速さが後遺症の重さに大きく関わるため、「早期発見・早期対応」が非常に重要です。
高血圧が最大のリスク要因
脳血管障害の最大のリスクは、共通して「高血圧」です。特に以下の条件が重なるとリスクはさらに高まります:
また、栄養状態の不良(低栄養)も、くも膜下出血や脳出血の背景因子となることがあります。
現場でできる「予防」と「早期対応」
脳血管障害は、発症前後を問わず、日々の支援のなかで防げる部分があります。
統計から見る現状
日本では、脳血管疾患による死亡数は年間約10万人とされ、全死因の第4位に位置します(厚労省「平成30年 人口動態統計」)。
高齢化が進む中で、今後もケア現場での対応ニーズは確実に高まります。
まとめ:現場に求められる「備え」と「支え」
脳血管障害は、命に関わる疾患であると同時に、生活の質や介護負担を大きく左右する要素でもあります。日常の支援の中で“見逃さない力”を持つことが、利用者の未来を守る第一歩です。今一度、基礎知識と支援視点を整理し、現場での実践につなげていきましょう。
在宅医療相談窓口
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TEL:080-4897-4613 ( tel:08048974613 )
佐藤相談員担当エリア:熱田区・港区・中村区・名東区・北区
TEL:080-4897-4673 ( tel:08048974673 )
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