個人宅 訪問診療導入事例「認知症高齢者の安定した在宅療養支援」
2025/06/02 (Mon) 07:50
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ちくさ病院 メールマガジン
vol.1448
当院の個人宅における訪問診療の事例紹介です。個人宅での訪問診療ご紹介の参考にしていただければ幸いです。
■ 基本情報年齢・性別:87歳・女性居住地:名古屋市中川区家族構成:本人は独居、キーパーソンは隣接市在住の長女。長男は他県在住。
■ 保険・福祉情報後期高齢者医療保険:1割負担介護保険:要介護3(1割負担)福祉給付金あり
■ 導入の背景夫の死後、独居生活を継続していたが、転倒による骨盤骨折や度重なる身体的な不調により、徐々にADLが低下。通院困難となったことから、入院・転院を経て自宅へ退院し、訪問看護の支援を開始した。その後、外来通院が継続困難となり、訪問診療への切り替えを希望。多疾患を抱えるなかでも、在宅での生活を希望されたことから、当院が訪問診療を引き継ぎ現在に至る。
■ 介入内容と経過訪問診療開始以降、大きな体調悪化は見られず、定期的なモニタリングとご家族との連携を通じて、在宅療養を安定して継続できている。医療処置を必要としない状態が続いており、環境調整や服薬管理を中心とした支援が功を奏している。長女が定期的に様子を見に来ており、生活上の困りごともその都度解消されている。
■ 医療対応の詳細主病:腰部脊柱管狭窄症、右変形性膝関節症、右股関節痛、末梢性神経障害性疼痛、脂質異常症、アルツハイマー型認知症、鉄欠乏性貧血、慢性胃炎、気管支喘息医療処置:なし(服薬管理と経過観察が中心)
■ 支援のポイント
■ 考察本事例は、複数の慢性疾患と認知症を有しながらも、医療処置に依存することなく、安定した在宅療養が可能であることを示している。支援の鍵は、ご家族との密な連携と、本人の生活リズムに合った介入設計にある。定期的な見守りと、変化を見逃さない丁寧な支援が、穏やかな在宅生活を支えている。
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TEL:080-4897-4613 ( tel:08048974613 )
佐藤相談員担当エリア:熱田区・港区・中村区・名東区・北区
TEL:080-4897-4673 ( tel:08048974673 )
渡邉相談員 担当エリア:千種区・瑞穂区・南区・天白区・中区
TEL:080-3595-8467 ( tel:08035958467 )
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