個人宅 訪問診療導入事例「施設入所の希望があったものの、長期にわたり在宅療養を継続できたケース」
2025/04/07 (Mon) 07:50
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ちくさ病院 メールマガジン
vol.1411
当院の個人宅における訪問診療の事例紹介です。個人宅での訪問診療ご紹介の参考にしていただければ幸いです。
<年齢・性別>88歳・女性
<居住エリア>名古屋市中川区
<家族構成>本人は独居キーパーソン(KP):中川区内在住の三男長男・次男はすでにご逝去
<保険情報>後期高齢者医療保険(1割負担)要介護2(1割負担)
<主な既往歴・診断>
訪問診療導入までの経緯
2005年より、糖尿病などでE病院に通院。2014年にはインスリン治療が導入されました。2018年からはUクリニックに転院し、インスリン管理を継続していました。
2022年2月1日、自宅で転倒し右大腿骨転子部を骨折。O病院へ入院し、2月3日に骨接合術を施行。入院中にインスリン治療は中止となりました。
その後、3月2日にはリハビリ目的でSリハビリテーション病院へ転院し、在宅復帰可能なレベルまでADLが回復。5月18日に自宅退院となりましたが、通院が困難であったため、6月20日より訪問診療を開始。
在宅療養中の支援経過と本人の意向
当初より、本人には施設入所を希望する意思が強く見られました。いきいき支援センターからの相談を受け、介護認定が出たタイミングでケアマネジャーへ引き継ぎ、施設入所を前提とした支援体制が検討されていました。
しかし、在宅生活を継続する中で本人に少しずつ自信がついたようで、入所希望は継続して口にはされていたものの、具体的な入所手続きには進まず、結果的に長期にわたって在宅生活が継続されることになりました。
急変・入院と施設入所への転機
2023年6月27日、もともとあった頻尿が悪化し、1日に10回以上排尿するなどの訴えがあり往診対応。6月29日には、吐き気が続き食事や水分、薬の摂取が困難との連絡があり再度対応。
本人は独居、キーパーソンの三男も当日は不在で、このような場合は入院加療とする方針でしたが、当院では満床のため受け入れ困難。そのため、O病院へ入院依頼となり、同日中に入院となりました。
O病院での診断は偽痛風。その後、8月3日に当院へ転院。入院中に身元保証人が確定し、自宅への退院ではなく、施設入所を前提とした支援へと切り替えとなりました。
退院・施設入所
2023年9月28日、当院を退院し、昭和区内の施設へ入所。当初の本人希望は施設入所でしたが、一定期間の在宅療養を経験しながら、結果的に適切なタイミングで施設へ移行できたケースとなりました。
医療処置
訪問診療中は特別な医療処置なし。入院中に検査・加療あり。
在宅医療相談窓口
※在宅医療の新規相談は、担当相談員に直接お電話いただくとスムーズです。下記の該当エリアをご参照の上、ご連絡ください。
在宅医療関するお問い合わせ・ご相談はこちらから ( https://w.bme.jp/38/3135/8840/XXXX )
大塚相談員 担当エリア:緑区・東区・昭和区・西区・中川区・守山区
TEL:080-4897-4613 ( tel:08048974613 )
佐藤相談員担当エリア:熱田区・港区・中村区・名東区・北区
TEL:080-4897-4673 ( tel:08048974673 )
渡邉相談員 担当エリア:千種区・瑞穂区・南区・天白区・中区
TEL:080-3595-8467 ( tel:08035958467 )
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発行元
医療法人豊隆会 ちくさ病院
在宅医療推進部
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<保険情報>後期高齢者医療保険(1割負担)要介護2(1割負担)
<主な既往歴・診断>
訪問診療導入までの経緯
2005年より、糖尿病などでE病院に通院。2014年にはインスリン治療が導入されました。2018年からはUクリニックに転院し、インスリン管理を継続していました。
2022年2月1日、自宅で転倒し右大腿骨転子部を骨折。O病院へ入院し、2月3日に骨接合術を施行。入院中にインスリン治療は中止となりました。
その後、3月2日にはリハビリ目的でSリハビリテーション病院へ転院し、在宅復帰可能なレベルまでADLが回復。5月18日に自宅退院となりましたが、通院が困難であったため、6月20日より訪問診療を開始。
在宅療養中の支援経過と本人の意向
当初より、本人には施設入所を希望する意思が強く見られました。いきいき支援センターからの相談を受け、介護認定が出たタイミングでケアマネジャーへ引き継ぎ、施設入所を前提とした支援体制が検討されていました。
しかし、在宅生活を継続する中で本人に少しずつ自信がついたようで、入所希望は継続して口にはされていたものの、具体的な入所手続きには進まず、結果的に長期にわたって在宅生活が継続されることになりました。
急変・入院と施設入所への転機
2023年6月27日、もともとあった頻尿が悪化し、1日に10回以上排尿するなどの訴えがあり往診対応。6月29日には、吐き気が続き食事や水分、薬の摂取が困難との連絡があり再度対応。
本人は独居、キーパーソンの三男も当日は不在で、このような場合は入院加療とする方針でしたが、当院では満床のため受け入れ困難。そのため、O病院へ入院依頼となり、同日中に入院となりました。
O病院での診断は偽痛風。その後、8月3日に当院へ転院。入院中に身元保証人が確定し、自宅への退院ではなく、施設入所を前提とした支援へと切り替えとなりました。
退院・施設入所
2023年9月28日、当院を退院し、昭和区内の施設へ入所。当初の本人希望は施設入所でしたが、一定期間の在宅療養を経験しながら、結果的に適切なタイミングで施設へ移行できたケースとなりました。
医療処置
訪問診療中は特別な医療処置なし。入院中に検査・加療あり。
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発行元
医療法人豊隆会 ちくさ病院
在宅医療推進部
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