措置入院、保護入院、任意入院の違いについて
2024/06/27 (Thu) 07:50
措置入院、保護入院、任意入院の違いについて
日本の精神保健および精神障害者福祉に関する法律に基づいて定められた入院形態で、精神障害者の治療や保護のための手続きが異なります。
1. 措置入院
定義: 措置入院は、精神障害者がその病状により自傷他害の恐れがあると判断された場合に、行政の措置によって強制的に入院させる制度です。
適用基準: 精神保健指定医2名の診察により、精神障害のために自傷他害の恐れがあると認められる場合。
入院期間: 原則として無期限ですが、定期的な再評価が必要です。
手続き: 精神保健指定医2名の診察結果に基づき、都道府県知事が措置を決定します。
入院の強制性: 強制入院であり、本人の同意は必要ありません。
2. 保護入院
定義: 保護入院は、精神障害者がその病状により自傷他害の恐れがなくとも、治療のために必要と判断された場合に、保護者の同意を得て行う入院です。
適用基準: 精神保健指定医1名の診察により、入院治療が必要と認められる場合。
入院期間: 無期限ですが、定期的な診察と保護者の同意の確認が必要です。
手続き: 精神保健指定医の診察と保護者の同意が必要です。
入院の強制性: 強制的な側面がありますが、保護者の同意が必要です。
3. 任意入院
定義: 任意入院は、精神障害者が自発的に治療を希望し、自らの意思で入院する制度です。
適用基準: 患者自身が入院治療を希望する場合。
入院期間: 患者の意思に基づくため、患者が退院を希望すればいつでも退院できます。
手続き: 患者自身の意思表示のみで入院が可能です。
入院の強制性: 強制性はなく、完全に自主的な入院です。
主な違いのまとめ
措置入院: 自傷他害の恐れがある場合に、行政の措置で強制的に入院させる。精神保健指定医2名の診察と都道府県知事の決定が必要。
保護入院: 自傷他害の恐れはないが、治療が必要とされる場合に保護者の同意を得て入院させる。精神保健指定医1名の診察と保護者の同意が必要。
任意入院: 患者自身の意思で自発的に入院する。本人の意思表示のみで入院が可能。
それぞれの入院形態は、患者の病状や治療の必要性、法的手続きの違いに基づいて適用されます。
各入院形態における入院期間について
1. 措置入院
入院期間: 無期限ですが、定期的な再評価が必要です。
詳細: 措置入院は、自傷他害の恐れがある場合に行政の措置で強制的に行われるため、入院期間に特定の上限はありません。ただし、入院の継続が必要かどうかは定期的に評価され、必要がなくなれば退院させることが求められます。精神保健指定医が定期的に診察を行い、病状が改善して自傷他害の恐れがなくなったと判断された場合には、退院が考慮されます。
2. 保護入院
入院期間: 無期限ですが、定期的な診察と保護者の同意の確認が必要です。
詳細: 保護入院も特定の上限期間は設けられていませんが、精神保健指定医の定期的な診察と保護者の同意の確認が継続的に求められます。保護者の同意が取り消された場合や、治療の必要性がなくなったと診断された場合には、退院の手続きを行います。
3. 任意入院
入院期間: 患者の意思に基づくため、患者が退院を希望すればいつでも退院できます。
詳細: 任意入院は、患者自身の意思に基づいて行われるため、入院期間に制限はありません。患者が退院を希望すれば、いつでも退院可能です。ただし、医療機関側からの助言や診療計画に基づき、治療が完了するまでの期間を考慮して退院のタイミングを決定することが一般的です。
入院期間のまとめ
措置入院: 無期限(定期的な再評価が必要)
保護入院: 無期限(定期的な診察と保護者の同意確認が必要)
任意入院: 患者の意思に基づく(患者が退院を希望すればいつでも退院可能)
それぞれの入院形態における入院期間は、患者の病状や治療の進行状況、法的要件に基づいて異なります。特に措置入院や保護入院では、定期的な評価や診察が求められ、必要に応じて退院や入院継続の判断が行われます。
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訪問診療導入事例 「在宅で腹水穿刺および輸血対応を含めた在宅見取りを希望」
<年齢・性別>
73歳 女性
<居住エリア>
名古屋市守山区
<家族構成>
本人、長女の二人暮らし。長男名古屋市内在住
<医療保険・介護保険情報>
前期高齢者医療保険 2割
福祉給付金資格者証
要介護4
<主病>
#浸潤性膀胱がん
#多発リンパ節転移
#腹膜播種
#腹水
#癌性貧血
<既往>
#慢性C型肝炎
#肝硬変
#糖尿病
#高血圧症
<訪問診療開始の経緯>
2020年10月、膀胱腫瘍疑いにてA病院腎臓内科から泌尿器科へ紹介されMRIにて浸潤性膀胱癌(T3b以上 N1Mx)の診断となった。12月初旬に経尿道的膀胱切除術を施行。
病理組織は高度型度尿路上皮癌。その後GC(GEM/CDDP)療法(抗がん剤点滴での治療法の一つ)や放射線治療行ったが血小板低下がありGC療法を中止し、キートルーダ(免疫チェックポイント阻害薬)施行するも皮疹出現したため休止し、その後PD(癌進行/病態進行)。腹水に対しては利尿剤開始するも悪化傾向あり穿刺にて排液。また貧血に対しても適宜輸血施行。
名古屋市在住の娘様宅へ退院されるとのことで在宅での腹水穿刺および輸血対応を含めた在宅見取りのために訪問診療を希望され、当院にて介入の運びとなった。
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日本人のためのがん予防法
がんは誰でもなる可能性がある病気で、生活習慣とも深い関係があります。
がんを防ぐためには、正しい知識を持つことが大切です。ここでは、がんのメカニズム、原因、予防法、早期発見の重要性について紹介します。
日本人ががんになる確率
がんは、体の中の細胞が異常に増えることで発生します。人間の体には約37兆個の細胞があり、毎日1兆個の細胞が新しく作られます。
このとき、遺伝子にコピーミスが起こり、それががんの原因となります。日本では、「2人に1人ががんにかかる」と言われており、男性では65.5%、女性では51.2%の確率です。
特に年を取ると、がんになるリスクが高くなります。
感染症ががんのリスクに
がんは、遺伝子のコピーミスだけでなく、喫煙や飲酒、感染症なども原因となります。たとえば、たばこに含まれる物質は遺伝子に損傷を与え、がんのリスクを高めます。
さらに、ピロリ菌は胃がん、肝炎ウイルスは肝臓がん、ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの原因となります。
これらの感染症に対する予防や治療も大切です。
日本人のためのがん予防法
がんはリスクを減らすことが可能です。次のような生活習慣を心がけましょう。
・禁煙する
・節酒する
・バランスの良い食事を摂る(特に野菜と果物)
・適度な運動をする
・適正な体重を維持する
・感染症の検査を受ける
これらの対策を取ることで、がんのリスクを減らすことができます。
自治体のがん検診が早期発見のカギ
がんは早期に発見すれば治る確率が高くなります。日本では、大腸がん、胃がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんの検診が推奨されています。
これらの検診を定期的に受けることで、早期発見につなげることが重要です。検診の費用は多くの自治体が負担しているので、積極的に受けましょう。
標準治療について知ろう
がんと診断された場合、標準治療を受けることが大切です。
標準治療とは、科学的根拠に基づいた最良の治療法のことで、手術、抗がん剤治療、放射線治療の3つがあります。
これらは健康保険が適用されるので、自己負担は3割程度です。また、高額療養費制度を利用すれば、治療費の負担を軽減することもできます。
代替療法や自由診療は科学的根拠が乏しい場合が多く、効果が期待できないことがあります。
がんと診断されたら、冷静に標準治療を選び、信頼できる医師と相談しましょう。
まとめ
がんは誰にでもなる可能性がある病気ですが、生活習慣の改善や定期検診で予防や早期発見が可能です。がんに対する正しい知識を持ち、健康を守るための行動を心がけましょう。
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編集/発行:医療法人豊隆会 ちくさ病院 在宅医療推進部
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日本の精神保健および精神障害者福祉に関する法律に基づいて定められた入院形態で、精神障害者の治療や保護のための手続きが異なります。
1. 措置入院
定義: 措置入院は、精神障害者がその病状により自傷他害の恐れがあると判断された場合に、行政の措置によって強制的に入院させる制度です。
適用基準: 精神保健指定医2名の診察により、精神障害のために自傷他害の恐れがあると認められる場合。
入院期間: 原則として無期限ですが、定期的な再評価が必要です。
手続き: 精神保健指定医2名の診察結果に基づき、都道府県知事が措置を決定します。
入院の強制性: 強制入院であり、本人の同意は必要ありません。
2. 保護入院
定義: 保護入院は、精神障害者がその病状により自傷他害の恐れがなくとも、治療のために必要と判断された場合に、保護者の同意を得て行う入院です。
適用基準: 精神保健指定医1名の診察により、入院治療が必要と認められる場合。
入院期間: 無期限ですが、定期的な診察と保護者の同意の確認が必要です。
手続き: 精神保健指定医の診察と保護者の同意が必要です。
入院の強制性: 強制的な側面がありますが、保護者の同意が必要です。
3. 任意入院
定義: 任意入院は、精神障害者が自発的に治療を希望し、自らの意思で入院する制度です。
適用基準: 患者自身が入院治療を希望する場合。
入院期間: 患者の意思に基づくため、患者が退院を希望すればいつでも退院できます。
手続き: 患者自身の意思表示のみで入院が可能です。
入院の強制性: 強制性はなく、完全に自主的な入院です。
主な違いのまとめ
措置入院: 自傷他害の恐れがある場合に、行政の措置で強制的に入院させる。精神保健指定医2名の診察と都道府県知事の決定が必要。
保護入院: 自傷他害の恐れはないが、治療が必要とされる場合に保護者の同意を得て入院させる。精神保健指定医1名の診察と保護者の同意が必要。
任意入院: 患者自身の意思で自発的に入院する。本人の意思表示のみで入院が可能。
それぞれの入院形態は、患者の病状や治療の必要性、法的手続きの違いに基づいて適用されます。
各入院形態における入院期間について
1. 措置入院
入院期間: 無期限ですが、定期的な再評価が必要です。
詳細: 措置入院は、自傷他害の恐れがある場合に行政の措置で強制的に行われるため、入院期間に特定の上限はありません。ただし、入院の継続が必要かどうかは定期的に評価され、必要がなくなれば退院させることが求められます。精神保健指定医が定期的に診察を行い、病状が改善して自傷他害の恐れがなくなったと判断された場合には、退院が考慮されます。
2. 保護入院
入院期間: 無期限ですが、定期的な診察と保護者の同意の確認が必要です。
詳細: 保護入院も特定の上限期間は設けられていませんが、精神保健指定医の定期的な診察と保護者の同意の確認が継続的に求められます。保護者の同意が取り消された場合や、治療の必要性がなくなったと診断された場合には、退院の手続きを行います。
3. 任意入院
入院期間: 患者の意思に基づくため、患者が退院を希望すればいつでも退院できます。
詳細: 任意入院は、患者自身の意思に基づいて行われるため、入院期間に制限はありません。患者が退院を希望すれば、いつでも退院可能です。ただし、医療機関側からの助言や診療計画に基づき、治療が完了するまでの期間を考慮して退院のタイミングを決定することが一般的です。
入院期間のまとめ
措置入院: 無期限(定期的な再評価が必要)
保護入院: 無期限(定期的な診察と保護者の同意確認が必要)
任意入院: 患者の意思に基づく(患者が退院を希望すればいつでも退院可能)
それぞれの入院形態における入院期間は、患者の病状や治療の進行状況、法的要件に基づいて異なります。特に措置入院や保護入院では、定期的な評価や診察が求められ、必要に応じて退院や入院継続の判断が行われます。
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訪問診療導入事例 「在宅で腹水穿刺および輸血対応を含めた在宅見取りを希望」
<年齢・性別>
73歳 女性
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<家族構成>
本人、長女の二人暮らし。長男名古屋市内在住
<医療保険・介護保険情報>
前期高齢者医療保険 2割
福祉給付金資格者証
要介護4
<主病>
#浸潤性膀胱がん
#多発リンパ節転移
#腹膜播種
#腹水
#癌性貧血
<既往>
#慢性C型肝炎
#肝硬変
#糖尿病
#高血圧症
<訪問診療開始の経緯>
2020年10月、膀胱腫瘍疑いにてA病院腎臓内科から泌尿器科へ紹介されMRIにて浸潤性膀胱癌(T3b以上 N1Mx)の診断となった。12月初旬に経尿道的膀胱切除術を施行。
病理組織は高度型度尿路上皮癌。その後GC(GEM/CDDP)療法(抗がん剤点滴での治療法の一つ)や放射線治療行ったが血小板低下がありGC療法を中止し、キートルーダ(免疫チェックポイント阻害薬)施行するも皮疹出現したため休止し、その後PD(癌進行/病態進行)。腹水に対しては利尿剤開始するも悪化傾向あり穿刺にて排液。また貧血に対しても適宜輸血施行。
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日本人のためのがん予防法
がんは誰でもなる可能性がある病気で、生活習慣とも深い関係があります。
がんを防ぐためには、正しい知識を持つことが大切です。ここでは、がんのメカニズム、原因、予防法、早期発見の重要性について紹介します。
日本人ががんになる確率
がんは、体の中の細胞が異常に増えることで発生します。人間の体には約37兆個の細胞があり、毎日1兆個の細胞が新しく作られます。
このとき、遺伝子にコピーミスが起こり、それががんの原因となります。日本では、「2人に1人ががんにかかる」と言われており、男性では65.5%、女性では51.2%の確率です。
特に年を取ると、がんになるリスクが高くなります。
感染症ががんのリスクに
がんは、遺伝子のコピーミスだけでなく、喫煙や飲酒、感染症なども原因となります。たとえば、たばこに含まれる物質は遺伝子に損傷を与え、がんのリスクを高めます。
さらに、ピロリ菌は胃がん、肝炎ウイルスは肝臓がん、ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの原因となります。
これらの感染症に対する予防や治療も大切です。
日本人のためのがん予防法
がんはリスクを減らすことが可能です。次のような生活習慣を心がけましょう。
・禁煙する
・節酒する
・バランスの良い食事を摂る(特に野菜と果物)
・適度な運動をする
・適正な体重を維持する
・感染症の検査を受ける
これらの対策を取ることで、がんのリスクを減らすことができます。
自治体のがん検診が早期発見のカギ
がんは早期に発見すれば治る確率が高くなります。日本では、大腸がん、胃がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんの検診が推奨されています。
これらの検診を定期的に受けることで、早期発見につなげることが重要です。検診の費用は多くの自治体が負担しているので、積極的に受けましょう。
標準治療について知ろう
がんと診断された場合、標準治療を受けることが大切です。
標準治療とは、科学的根拠に基づいた最良の治療法のことで、手術、抗がん剤治療、放射線治療の3つがあります。
これらは健康保険が適用されるので、自己負担は3割程度です。また、高額療養費制度を利用すれば、治療費の負担を軽減することもできます。
代替療法や自由診療は科学的根拠が乏しい場合が多く、効果が期待できないことがあります。
がんと診断されたら、冷静に標準治療を選び、信頼できる医師と相談しましょう。
まとめ
がんは誰にでもなる可能性がある病気ですが、生活習慣の改善や定期検診で予防や早期発見が可能です。がんに対する正しい知識を持ち、健康を守るための行動を心がけましょう。
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