いびきの種類とSAS 知っておくべき原因と対策
2024/01/11 (Thu) 07:50
いびきの種類とSAS 知っておくべき原因と対策
いびきとは?
いびきは睡眠時に発生する呼吸に伴う雑音のことです。
睡眠中、筋肉が緩んで舌が下に落ち、気道が狭くなります。
そのため、空気の通り道である気道周辺の組織が振動し、いびきが発生します。
2つのいびきの種類
単純性いびき: 鼻づまりや疲労、飲酒、風邪などが原因で、
一時的ないびきです。原因を取り除けば解消します。
睡眠時無呼吸を伴ういびき
常時いびきがあり、他人から指摘されるほどの騒音。
放置すると悪化し、様々な重病を引き起こし、交通事故にもつながりかねません。
寿命にも影響します。
SASとは?
SAS(睡眠時無呼吸症候群)は睡眠中に呼吸が停止する病気で、無呼吸・低呼吸が1時間に5回以上繰り返されます。
これが原因で脳が短時間覚醒し、浅い眠りになります。
自覚症状として、頭痛、強い眠気、疲労感、集中力低下、夜間頻尿などが現れます。
SASの原因は肥満、扁桃腺肥大、アデノイド、気道への舌の落ち込み、舌の大きさ、鼻の曲がりなどが挙げられます。
SASの影響は深刻
SASが重症化すると、死亡率が約4倍に上昇し、日中の眠気が交通事故を引き起こす可能性があります。
また、SASは生活習慣病とも関係があり、呼吸が止まることで血液中の酸素が不足し、動脈硬化や不整脈の原因になります。
熟睡できないことが血圧や血糖値の上昇、肥満を招き、生活習慣病のリスクが高まります。
他のいびきにも注意
睡眠時に無呼吸を伴わないいびきにも注意が必要で、耳鼻科の受診が勧められます。
例えば、鼻中隔彎曲症、肥厚性鼻炎、鼻茸症、副鼻腔炎、習慣性扁桃炎、アデノイド肥大などが隠れた原因となることがあります。
これらの病気を治療することでいびきは改善しますが、放置するとSASの原因になり得ます。
治療法とセルフケア
いびきの治療には、まず鼻づまりの解消が重要です。
鼻づまりがあれば、点鼻薬で鼻からの呼吸を楽にするか、鼻の構造異常が原因なら手術を検討します。
それでも改善しない場合は、睡眠時呼吸の検査を受け、SASの治療法を検討します。
治療法としては、CPAP(持続陽圧換気)療法が効果的です。
軽度な場合はマウスピース治療や肥満解消、いびき体操も考えられます。
いびき改善の工夫
肥満の人は減量を目指しましょう。肥満はいびきやSASの大きな原因です。
寝るときは横向きに心がけましょう。仰向けだと気道が塞がりやすくなります。
寝酒は控えましょう。お酒はのどの筋肉を緩め、いびきの原因になります。
寝室の湿度を保りましょう。口呼吸になると乾燥して炎症の原因になります。
まとめ
いびきは軽く考えずに、原因や対策を知っておくことが大切です。
健康な睡眠のために、いびきに対する意識を高めましょう。
ちくさ病院在宅医療ホームページ
https://w.bme.jp/38/3135/5241/XXXX
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大塚相談員 TEL:080-4897-4613
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担当エリア:熱田区・港区・中村区・名東区・北区
渡邉相談員 TEL:080-3595-8467
担当エリア:千種区・守山区・瑞穂区・南区・天白区・中区
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看護師長 五藤 TEL :080-2654-2057
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編集/発行:医療法人豊隆会 ちくさ病院 在宅医療推進部
〒464-0851 名古屋市千種区今池南4-1
いびきとは?
いびきは睡眠時に発生する呼吸に伴う雑音のことです。
睡眠中、筋肉が緩んで舌が下に落ち、気道が狭くなります。
そのため、空気の通り道である気道周辺の組織が振動し、いびきが発生します。
2つのいびきの種類
単純性いびき: 鼻づまりや疲労、飲酒、風邪などが原因で、
一時的ないびきです。原因を取り除けば解消します。
睡眠時無呼吸を伴ういびき
常時いびきがあり、他人から指摘されるほどの騒音。
放置すると悪化し、様々な重病を引き起こし、交通事故にもつながりかねません。
寿命にも影響します。
SASとは?
SAS(睡眠時無呼吸症候群)は睡眠中に呼吸が停止する病気で、無呼吸・低呼吸が1時間に5回以上繰り返されます。
これが原因で脳が短時間覚醒し、浅い眠りになります。
自覚症状として、頭痛、強い眠気、疲労感、集中力低下、夜間頻尿などが現れます。
SASの原因は肥満、扁桃腺肥大、アデノイド、気道への舌の落ち込み、舌の大きさ、鼻の曲がりなどが挙げられます。
SASの影響は深刻
SASが重症化すると、死亡率が約4倍に上昇し、日中の眠気が交通事故を引き起こす可能性があります。
また、SASは生活習慣病とも関係があり、呼吸が止まることで血液中の酸素が不足し、動脈硬化や不整脈の原因になります。
熟睡できないことが血圧や血糖値の上昇、肥満を招き、生活習慣病のリスクが高まります。
他のいびきにも注意
睡眠時に無呼吸を伴わないいびきにも注意が必要で、耳鼻科の受診が勧められます。
例えば、鼻中隔彎曲症、肥厚性鼻炎、鼻茸症、副鼻腔炎、習慣性扁桃炎、アデノイド肥大などが隠れた原因となることがあります。
これらの病気を治療することでいびきは改善しますが、放置するとSASの原因になり得ます。
治療法とセルフケア
いびきの治療には、まず鼻づまりの解消が重要です。
鼻づまりがあれば、点鼻薬で鼻からの呼吸を楽にするか、鼻の構造異常が原因なら手術を検討します。
それでも改善しない場合は、睡眠時呼吸の検査を受け、SASの治療法を検討します。
治療法としては、CPAP(持続陽圧換気)療法が効果的です。
軽度な場合はマウスピース治療や肥満解消、いびき体操も考えられます。
いびき改善の工夫
肥満の人は減量を目指しましょう。肥満はいびきやSASの大きな原因です。
寝るときは横向きに心がけましょう。仰向けだと気道が塞がりやすくなります。
寝酒は控えましょう。お酒はのどの筋肉を緩め、いびきの原因になります。
寝室の湿度を保りましょう。口呼吸になると乾燥して炎症の原因になります。
まとめ
いびきは軽く考えずに、原因や対策を知っておくことが大切です。
健康な睡眠のために、いびきに対する意識を高めましょう。
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担当エリア:緑区・東区・昭和区・西区・中川区
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