ちくさ病院 メールマガジン  vol.267

認知症の治療について
 5月25日の記事では認知症の原因の1種であるレビー小体病と前頭側頭型認知症についてご紹介しました。
https://w.bme.jp/bm/p/bn/htmlpreview.php?i=chikusa&no=all&m=272&h=true
 今回は認知症の治療法についての内容になります。現在の医学では、認知症は治る病気ではないため、進行を遅らせるために投薬することをご理解頂ければ幸いです。
 
アルツハイマー病の治療法
・認知障害に対して、ドネペジル(アリセプト)、ガランタミン(レミニール)、リバスティグミン(リバスタッチ・パッチ、イクセロン・パッチ)、メマンチン(メマリー)などがあります
・その他、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神薬、抗けいれん薬、睡眠導入剤なども必要に応じて使われます。
・将来的には新しい治療法が期待できます。ベータ・アミロイド・ワクチン抗体、リン酸化タウ・ワクチン、γセレクターゼ阻害薬、塩酸リチウム、レンバー(メチレンブルー色素)などがそうです。
・非薬物療法(回想法、音楽療法、学習療法、バリデーション、ユマニチュードなど)
 
血管性認知症の治療法
 基礎疾患に対して、動脈硬化(脂質低下剤、血管拡張薬、抗血小板凝集薬)、心疾患(薬物治療、外科的治療(バイパス手術、ステント置換術))、糖尿病(薬物療法、生活指導)、高血圧(降圧剤、食事などの生活指導)などがあります。
 
レビー小体病の治療法
・認知障害に対し、ドネペジル、ガランタミン、リバスティグミン、メマンチンの有効例があります。
・パーキンソン症状に対して、L-ドーパ(DOPA)が使われます。
 
(注)
詳しいことは、かかりつけ医や専門機関にご相談ください。
 
名古屋市認知症疾患医療センターはどこ?
 認知症疾患医療センターとは、認知症に関する医療相談や認知症の詳しい診断、症状が悪化した場合の対応などを行う認知症の専門医療機関です。名古屋市内には3か所あります。

名鉄病院 
住所:名古屋市西区栄生2-26-11
TEL:052-551-2802


まつかげシニアホスピタル
住所:名古屋市中川区打出2-347
TEL:052-352-4165


もりやま総合心療病院
住所:名古屋市守山区町北11-50
TEL:052-795-3560
 
まとめ
 認知症の治療をしたいが薬は飲みたくないという相談を受けることもあります。原因となる疾患によって対応の可否があります。しかしながら、アルツハイマー病が原因である場合、症状にもよりますが音楽療法や回想法など非薬物療法で状態が良くなったというケースもあります。服薬拒否があるから何もできないと判断するのではなく、より適切なケアについて専門医とよく相談することをお勧めします。次回は、認知症の予防法についてご紹介いたします。


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